東京砂漠の水無月 (7) 下町に咲く花・1

こないだの「帰省」、さいたま実家に3家族がいっぺんに集まる機会でもあった。すると全員が何かしらおみやを持ってくるわけで、結果として大交換会に。大半がおやつ。明日明後日期限のものはなんとか食べきれそうだ。
さてその帰省にかこつけた寄り道はまだまだ続く。

少しだけ北上して、赤羽で駅ナカランチ。かろうじて空いていたロッカーに大荷物と手土産をしまい、身軽になったところでわずかに引き返す。久々やなぁ、王子。

てことでなんと3年ぶりの都電である。目的はいくつかあるんで、さくさく参りましょう。

よりによって「巣鴨の日」(4のつく日)に当たってしまい、ダイヤは増発気味、車内は大混雑。とりあえず王子以西には近づかないことにした。でも車両はたくさん観たい。

そんな時はやっぱり荒川車庫。来るもの拒まずでなんでも撮ろう。

だがしかし、この日は想像以上に暑かった。たまらず一旦おもいで広場に退避。旧車内で涼み、遮るもののないベンチでお茶を飲む。

車庫内で昼寝中の 8800 が「終電」を表示していたが、真っ昼間にもかかわらずアレはなんだったのか。

目的は、この1年以内に出た新車ウォッチ。そのうち来るかなぁと思ったら、5分もせずに登場。

昨秋デビューした 8900 形。8800 のボツデザインが復活するような形状になったのは承知していたが、実物は初めて。

ただ 7000 と並んだところを観ると、意外にも相通ずるものがかなりあるように感じられる。ある意味こっちの DNA の方が濃いめに入っているのではないかとすら。

そんな 7000 は 8900 に置き換えられるか、もしくは改造改番で延命の見込み。最後までこの形で残るのは復刻塗装車かも。

8900 は現時点で3色あり、数分後に色違いも登場。しかしまあ随分とカクカクなことで。松山のとうふを彷彿とさせる。まあどっちもアルナやし。

もうひとつの新車を待つ間、電停周辺をぶらぶら。

6月に入ったこともあり、すでに紫陽花が咲いていた。この翌日に関東も梅雨入りする。

5月名物のバラはさすがにもう完全終了かと思いきや、ごくわずかに残っていてちょっとだけ得した気分。

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