台湾に行きたいわん (24) 淡水/臨海輕軌
20 Nov 2023
旦那さんが日帰り出張。年内にあと何回か、新幹線に乗りまくるターンが続くことになっている。ただ当家2人とも、東海道区間は文字通りの意味で「飽きるほど乗った結果飽きた」もんでねぇ…。新鮮味も何もあったもんではない。いやはや。
さて台湾旅はここから5日め。
まる1日を台湾で過ごすのは、この日が最後。まずは朝食をと、お宿より北側の雙連駅方面へ。だが、マップで見つけたいい感じのお店が「テイクアウト注文は LINE 限定」という仕様に変わっており、泣く泣く断念。LINE は使わない主義なんすよ当家。
やむを得ず広範囲をうろうろ、結局モスに落ち着いた次第。うまかったから結果オーライとして、どうせチェーン店でご当地メニュー食べるならコメダ(お宿の向かい)もあったなと。野菜はモスの方が多いか。
部屋に戻って身支度を整えたら出発。
なんだかんだで赤線は便利。今回のお宿最寄りであるだけでなく、台北駅にも行くし、他線の大半とも接続あり。御堂筋線みたいなポジション(色も一緒やし)。ただ、接近メロディがやたらほわほわした幻想的な曲で、もはや電車が入ってくると聴こえないレベルなのは不思議ポイント。思い返すと、中華街の祭みたいな発メロ鳴らす美麗島(高雄)はなんだったんだ。
ともかく、今日は赤線でひたすら北上。郊外に出たところで高架区間となり、車窓も楽しめる。ほう、あれが有名な圓山大飯店。
沿線の街は時折表情を変える。郊外の中層住宅は、端から端まで窓だったり、フェンス枠が出窓のごとく飛び出していたりという特徴的な外見(これは他のエリアでもそう)。
新興住宅地として開発が盛んと思われる地区では、車窓からはみ出す高層ビルも並ぶ。
一部列車が折り返す北投駅は、ちょっと凝った現代的なデザイン。以遠の駅では対面式ホームの壁を観るばかりとなるので、ここの開放感はやや異質。
なんにせよ、地下鉄としてばかり乗っていた車窓に青空があるのは心地よい。途中まで結構混み合っていた車内も、だいぶ静かに。
落ち着いた頃に下車となるのはまあそんなもん。
降りたのは終点の1つ手前の駅、紅樹林。ここで乗り換えとなる。
どうやら、多くの人が向かうそのエスカレーターで上がればよいようだ。行ってみよう。
上りながらついでに振り返る。陽の光が当たるところで捷運の車両を観るのは、この日が初めて。探せば撮影地もあるのだろう。
エスカレーターの先にある改札は、あくまでも「出口」にすぎない。
実質的に「専用改札」。この先でもう1フロア上がったところの LRT、淡海輕軌に乗るための経路となる。ここまで乗ってきた台北捷運ではなく、隣の新北市で運営されている新北捷運の路線。
というわけでホームに到着。必要十分な機能がコンパクトにまとまっているようだ。1本見送って構内見物しよう。
ライトレールといっても足元はしっかり標準軌。頑丈な終端が構える。
まだまだ延伸予定やら計画やらが控える中、現時点での開業区間はこんな感じ。
券売機は各駅に設置、IC カードチャージもできる。ぶっちゃけ「残額が足りればよし」程度のどんぶり勘定でバンバン乗ってたんで、都度運賃がどのくらいしたのかは他路線も含めてあんまり覚えていない。
あとでわかったことだが、駅名の紅樹林とはマングローブのこと。そしてそこの緑がそれ。やっぱ温暖なのね台湾。
そうこうするうちに次の電車が到着した。
て、なんだかメルヘンなラッピングがついてるぞ。ここでネタ体質発動か。せっかくなので、ホーム端のメルヘン装飾と一緒に記念撮影。統一感があるから同じ作者の作品であろう。
向かう先には、台湾ではあまり観なかったタイプの超高層住宅が待ち受けている。さて、そろそろ乗車するか。
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