台湾に行きたいわん (25) 淡水/奇幻列車

いろんなお店を利用するとどんどん増えていくポイントカード。だったのがアプリに置き換わって少々経つが、今度はアプリどうしで統合などという話も出てきてもう何がなんだか。正直めんどい。その点で共通ポイントは優秀なんだなぁ、と改めて。
さて台湾5日め、LRT に乗る会開催中。

紅樹林を出発した電車は、しばらく市街地の外周をぐるりと進む。

ここまでの台湾ではあまり見かけなかった、どちらかというと香港にあってもおかしくなさそうなビジュアルの、まだ新しそうな高層マンションがあちらこちらに建っている。香港ならこの1.5倍はフロア積むか。

路線全体の中間地点を過ぎるあたりで大きく左折。その先の濱海路沿いにもまた、膨大な数のマンションが待ち受ける。「淡海新市鎮」つまりニュータウン。海岸線からはやや距離があるものの、ひたすらマンションたまに緑地そしてカルフール、という配置にふと幕張を連想した。
ちなみに、台湾のカルフールは現地資本に変わったようだ。ってまた統一グループか。食品製造に宅配に小売、どんだけ大手なん。

そんなカルフールの最寄り・淡水行政中心駅を出ると、ここまで高架だった線路は地上に降りて緑化軌道となる。1階に店舗を備えたマンションが続く景色は、近くで観てもやっぱり幕張とよく似ている。

乗車すること30分足らず、まずは綠山線の終点となる崁頂に到着。

あらそんなところに本社屋。ここから先に延伸する話は、現時点では計画がある程度の進捗。

いっぺん出場処理を済ませ、一歩引いたところから駅全景を観ておく。だいたい全駅この構造を基本としているようだ。

駅構内もチェック。ホーム配置も地上設備もほぼ共通。地味ポイントとしては、のりば番号を示す数字が帽子をかぶってるとこ。かわいい。

改札はなく、かわりに「乗車下車時にタッチする端末」がどの駅にも置かれている。IC カードだけでなくクレカもいけるようだ。番号の帽子はこの絵の女の子とおそろいだろう。

ここまで乗ってきた電車で折り返した方がよさそうだが、発車まではまだ間がありそう。

せっかくなので外観を改めて鑑賞。全体を順光撮影とはいかなかったが、乗る方が貴重だろうからよし。

紅樹林と同じように装飾つきの駅。電車と一緒に撮っておく。

女の子の姿は駅名標兼路線図にも。さっきと微妙に表情やらなんやら違うぞ。もしかして全駅違うんか。

のんびりしすぎて乗り遅れてはもったいない。そろそろ乗車。たまたま引き当てたこの車両は「奇幻森林」という愛称もついており、車内に見所が詰まっている。

運転台との仕切り壁や連結部の壁に、外装と同様の絵入り。そして、5両あるうちの偶数号車には着席する女の子とうさぎ。着席定員を削ってまで世界観を広げにかかる思い切ったアプローチ。

「偶数号車」なので、もう1ヶ所が類似の仕様(紅樹林で撮っておいた)。

細かいネタも仕込まれており、服の色や帽子上の動物だけでなく、うさぎが読んでる本の中身まで違いをつけている。もともと車椅子等向けスペースがついている位置というのを踏まえると、ファミリー層へのサービスでもあるんかな。

折り返し電車はとても空いていた。平日真っ昼間ならそんなもんだろう。

奇数号車3両はクロスシート配置。台車上の席が一段高いのはフルフラット車両あるある。設計にあたってはドイツ企業の協力を得つつ、国内製造を実現したとのこと。台湾車輌ってロゴ、台鐡の區間車でもよく見かけたな。

では少々引き返して、あの駅で降りるとしよう。

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