百年の先へ走れ (4) きえゆく駅

実家からどんどん送られてくる農産物群、概ね順調に消費しているのだが、一番苦労しているのが西瓜。そもそもそんな大量に食べるもんじゃないのに加え、正直甘さがちょっと足らん。まあ売り物じゃないし、こんなもんでしょ。
では本日も6月の阪堺沿線から。

いつものことだが、3回以上の乗り降りが見込まれる時にはだいたい1日乗車券を仕入れる。

前回こんなんやったっけかなぁ。とりあえず絵がかわいいのでよし。

ひろーい大窓から景色を眺めながら北上。堺の中心部は意外と昔の面影を感じさせる建物が残っており、たまに見つけるとちょっとうれしい。刃物などの老舗もちらほら。

大阪市内に戻り、住吉のあたりで下車。気になっていたあの駅へ向かう。

すでに「旧駅」となった住吉公園。もしかしたら、営業中だった頃の駅舎はまともに撮っていなかったのでは。惜しいことをした。とはいえ、建物が残っているのも今のうちかもしれんし。

もちろん、駅舎の奥にはなにもない。

跡地を他の角度から観ようと、線路が続いていた方向へ回り込む。

どうやらタイムズ(駐車場)になるようだ。ちょうど発券機の設置真っ最中。住吉大社のおまいりがピークの時などに出番がありそうね。

まんべんなく舗装された敷地内。少しずつ作業を進めたのか、なんとなく「かつて線路があったコース」がうっすらと浮かび上がって見えるような気もする。そうそう、こんなカーブやったよな。

その先で半端に余った空間は、とりあえず資材置き場状態。南海と電線がつながっていると思われる、真新しい架線柱だけが現役。へんな形状の土地だし、なにか建てるのは難しいかな。

表通りに出る細長い抜け道の方が利用価値は高そう。

その表通り側からも改めて観察。

ゲートで封じられたすぐ脇で線路はぶったぎられている。あちらからこちらへ電車が向かってくることも、もうない。

しみじみ眺めている中、明るい塗装の車両が通過していく。ここの不動産屋さんも車体広告常連やねぇ。

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