吉野路は阿倍野路 (1) 桜舞う特急

この10年で音楽媒体がめっちゃ増えたんすよ(理由はいうまでもない)。それを受けてプチ模様替えを敢行。本棚を買い、組み立て、既存の棚類を移動(用途変更)、そして収納。新しい棚が9割以上埋まったけど、これでしばらくは大丈夫。たぶん。
さて吉野日帰り旅なんですが、花見とどんどん関係なくなっていったので復路だけ話を分けまして。

吉野行きといえば近鉄特急が王道、というより実質それ1択(今回往路のように運休した場合は除く)。

よって、復路の列車は売り切れ続出。もちろん当家は事前手配済である。なお余談だが、特急券購入に過去の特急利用(伊勢とか)で貯まっていたポイントを充てていた結果、運休した往路分はまるごと返還された。

乗る列車はまだまだ来ないが、他にすることもなくなったので構内にて往来を見守ることに。すると、

急行になにかついている。よーく観ると「延長運転」。桜シーズンに限って吉野直通を増やしているのだろう。

そして対面には青の交響曲。いうまでもなく空席はないんで見物だけ。

以前の全線攻略旅にて乗車した件も思い出される。我々同様に、乗らないけど外観だけ楽しむ人もあちらこちらに。

という、顔は同じでも用途も雰囲気もまるで違うコンビを順番に見送る。

青が出たところで、南大阪線にはまだ数多く残存しているパタパタに注目。あとで動画も撮った。

特急はほぼ2番線固定。その前に快速急行が同じホームを使うということは、それが出るまで特急は来ない。

吉野線内で上下線がすれ違える駅は限られており、この快速急行は出発早々に次駅で2本の列車をやり過ごしていたと思われる。花見需要に合わせての臨時列車やし、そのくらいはしゃーないね。

需要といえば、簡易タイプの IC 改札機がこれだけ並ぶのも壮観。出場をスムーズにしたい意志を感じる。往路の到着時は脇の臨時改札も開放されてたし。

そうこうするうちに、特急到着のお時間。

おじぎで迎えるクリーンスタッフのみなさん。乗車すべく待つ一般のみなさん。何かしら撮影機材を向けるみなさん(当家含む)。

26000 系、さくらライナー。今回が初乗車である。そもそも南大阪線系列の特急は青しか利用歴がなく、自分が人生でもっとも同線を使った学生時代も特急通過駅にしか用事がなく、見かける機会は極めて少なかった。

せっかくの機会なのであれこれ観察。ざっくり言うとアーバンライナーの狭軌版なので顔は似ている。

今でこそさくら直球のピンク系デザインが施されているが、もとは緑基調だったらしい。

乗車開始とともに大勢が乗り込んでいく。我々も後に続く。

レギュラーシートしか空いてなかったものの、居住性に不足はなさそう。

木目調の壁に鮮やかなピンクの座席が印象的。

昼食とともに買っておいたおやつをここでいただく。ランチパックが阪急仕様なのは梅田で買ったからです。近鉄版もあるはず。

途中で、2本しかいない同形式のもう1本と離合。あっちが塗装をやり直して綺麗な方だ、と悔しがる旦那さん。確かに桜色がしっかりしてんな。乗ってる方もいずれ塗り直してもらえるはず。

こうして、本来なら9時台に出発地として踏むはずだったホームへ降り立つ頃には18時近くとなっていた。

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