近畿を制する者は (4) 経路繋ぐ特急車

次の週末は久々に3連休。って5月にたっぷり連休あったけど、6月は祝日ひとつもないからね。せっかくなんで、そう遠くない範囲でちょっと遊べたらいいなと。天気がいまいちっぽいのは致し方なし。つーかほんとは梅雨明けてなかったんちゃうかと。
さて近鉄攻略戦、前半の肝となる移動行程へ。

乗車開始された「青の交響曲」、我々の指定席は3号車。乗り込むやいなや、まずは車内をせっせと記録。

濃いブラウンの壁に暖色の照明、クラシカルな柄のカーテン、座面も深めの色合い。ひとことで言うと、ちょっといいお宿のロビーのような。

ボックス席は2人向け・4人向けともにテーブルとランプつき。このご時世でなければ自席で飲食もいいね。

席を確認したところで、さっそくラウンジへ向かう。

発車前から張り切って行く人がどんだけいるのかと思ったら、普通にいた。売店を兼ねているため、乗車記念グッズをお買い求めの方もちらほら。

お食事はカウンターで注文して受け取り、こちらの席を好きに選んで使う。卓上に消毒液。なにがなんでも隣り合わせ&対面では座らせないぞ、という強い意志を感じる配置なのは昨今致し方なし。

昼食はあとで買う予定なので、ひとまずここはケーキセットをチョイス。大阪マリオット都ホテル(ハルカスの上)のシェフによるケーキは季節ごとに変わり、このときはチョコムースにピスタチオを合わせたもの。おいしゅうございました。

ちょうど発車する頃から食べ始めたんだが、おかげでひとつ発見があった。食堂車として使うには乗り心地がやや豪快っすね。さすが元通勤車。足回りをあれこれするのも、ただじゃできないもんな。

吉野路をしばらく戻って、阿倍野には行かず途中下車。

ここまで40分くらいかな。いい感じの座り心地でくつろげた。今回は乗る目的だったからともかく、撮るならもうちょっと陽当たりのいいところを選びたいもんだ。

で、またも橿原神宮前。ホームを移ると、もう次の電車が待っていた。

おっ、22000 系。なぜか当家では意外と乗る機会が少ないタイプ。

こちらもまたいい感じの椅子でございます。数年前にリニューアルが施され、バッチリ現代仕様の快適空間。

だがしかし、今回の旅に関しては、これを存分に味わうことはできないことが最初から決まっていた。

というのもですね。当列車の乗車時間「3分」。
後半戦の予定をスムーズに組むことを最優先した結果こうなっただけなんだが、有料列車の利用実績としては前代未聞。おそらく空前絶後。

もうちょっと乗ってたかったけど、大和八木でお別れ。またそのうちねー。

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