吉野路は阿倍野路 (2) 光咲く地上
30 Apr 2024
今年の連休、暦通りだと「3連休+平日+4連休」という構成。当家は真ん中平日も全部休みとなりまして、つまり10連休。これでどんだけオフピークできるかは未知数だけど、せっかくなのでこの枠を活かしていきたい所存。天気は運次第ですが。
なわけで吉野帰り、ついでにちゃっかり寄り道も。
この時間帯に阿倍野界隈に滞在しているのは、当家としては珍しいこと。せっかくなので、普段来ない近鉄百貨店に入り、そして検討。勢いでハルカス登ってく?
登ってみた。ずいぶん前に一度来たきりやなぁと思って帰宅後確認したら、まさかの「開業年以来」。
つまり10年ぶりである。前回訪問はまだ首都圏民だった頃の連休帰省ついでのことで、時間帯は日中。よって今回は初の夜景鑑賞となる。
高速エレベーターを降りて最初に向かったのは東面。
おや、左側の空に点々と光が動いているぞ。しかも山から複数、同一方向をめざして。あれは間違いなく伊丹便の行列。
足元では鉄道各社がちょこちょこ通過。
真下が駅だからそりゃそうなるわ。と、JR の駅舎を見下ろす北面に移動。細かいことを言うとそっちは天王寺区、今いるのは阿倍野区。これだけ近接した駅どうしで名前がまったく違うのも、当地では納得感が高い。
ひときわ目を引く正面の谷町筋。美術館などがある公園はすでに営業を終えて真っ暗。
そんな中、四天王寺はライトアップ中。夜間でも境内を歩くことはできるので、おそらく年中こんな感じ。
続いて西面へ。
日没から30分少々が経過した頃で、うっすらとした残照の余韻が漂う空。
公園越しに通天閣。今日も派手。というより、お色直ししてよりカラフルになっているようにも見える。
遠景に目を転じれば、天保山の観覧車も派手。奥には神戸、ちょうど天保山の向こうくらいにハーバーランドらしきものが。
そして南面。真下の交差点からこちら側は、あべの筋。
来そうで来ない阪堺電車、なんとか1両発見。ここが建った頃と比べると、ずいぶん近代化されたもんだ。
と、60階をぐるり1周。
そうそう、60階には座れるところがないのよ。座りたい人は58階へどうぞってことらしい。中央は主に飲食向けだが、それとは別に窓際に大量の椅子が並んでいることに気がついた。
降りて探してみる。お、ちょっと入りにくいところの席が空いてるぞ。隣席の人に通してもらって、我々も着席。
長かった1日を反芻しつつ、東京ほどの物量ではないにしてもかなり広大な街灯りをひととき眺める。どこに何があるかはっきりわかる昼もいいけど、夜はまた違った風情があるね。
では、そろそろおうちに帰るとしますか。
珍しげなおやつも売られていたが、手を出すことはなかった。夕飯さっき食べたばっかりやったからね。
大阪市内で夕飯となるとすぐ阪急に行きがちな当家。近鉄で初めて入ったお寿司屋さんは普段あまりお目にかからないラインナップも多く、どれもおいしくいただいたのだった。
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