グリーンビューひだ (4) 雨煙の坂道
28 Jun 2012
今朝複数ルートから画像が流れてきて、おかしいなとは思ってたんだよね。バックトゥザフューチャーの2で行く未来は2015年、という基本が頭に入っている人ならデマコラには引っかからなかったはず。にしても、あと3年で空飛ぶボードが普及…ないわー。
では本日も引き続き岐阜方面のおでかけ話だが、まさか我々の旅が白川郷だけで終わるわけがないでしょう。ある意味ここからが本番。
というわけで、飛騨行きの本来の目的・高山本線がっつり撮るぜ大会に突入。といっても、この日の天気が雨と発覚した時点で当初予定を大幅に組み替え、本気撮影は翌日と決めていたので、今日は無理しない程度で。
しばし車でロケハン。いやー車だと猛烈に楽やわ!と地味に感動したのは、ひとりで徒歩で彷徨ってえらい消耗した過去の経験あってのことだったりする。
まあともかく、あるポイントを見定めてしばらく根を張る。
ひだが来た。まだ若い苗の黄緑と、雨に霞む深緑の間、カーブを登りきって山の隙間へ。もっと山の濃淡を絵に入れたいな。
そこへ、久々野辺りでさっきのと離合したと思われる下りひだ登場。この地区から見回す山は、どこもこんな感じで風情ある霞み方をしていた。
単線ということもあって、来る時は来るし来ない時は全然来ない。
15時を回ると各停も姿を見せる。時間帯にムラがあることに変わりはないが。
また久々野で離合だったようだ。2両編成は山を大きく感じさせる。
宮のカーブは結構長い。トンネルから顔を出してから、麓に迫るまで1分足らず。下る姿を追いながら、景色のグラデーションを眺める。
そして小学校の向こうへ走り去る。そういや、その学校は全棟とも建て直したのか、超綺麗になっていて2人で驚いた。
最後に場所を移して、駅近くの踏切を見下ろせる坂の途中で上りのひだを待つ。
誰もいない駅を通過し、意外と速いスピードで、煙をあげながら接近。
SL には遠く及ばないまでも、「きしゃ」の煙と熱気は、至近で味わえば充分に豪快だ。
この日の本気撮影はここまでとして、翌日に体力を温存しよう。高山市内へ引き返し、お宿にチェックイン。基本設備はビジネスホテル、でも露天の温泉つき、という、築年も浅い綺麗なところだった。
公開から30日以上経過した記事のコメントは締め切っております。あしからず。