グリーンビューひだ (5) 間合の懐古

暑いので髪切った。待ち時間にヘアカタログとか眺めてると、大人女子だの大人ガーリーだの普通に書いてある。大人な時点で女子ではないと思うのだが、気は若く持てということだろうか。と、20歳くらい年上の他のお客さんが女子会云々言ってるのを聴いて思う。
さて高山方面の旅、初日の残りは軽めのネタを2回ほど。

ちょっとぶらぶらして、おなかがすいたら夕飯にしよう、と GR だけ持って身軽に外出。

徒歩数分で着く駅は、相変わらずの風情を漂わせている。さすがに3年ぽっちで激変するような駅舎ではなかった。

改札から中をうかがうと、ちょうど下りひだが到着したところ。素早く切り離しを行い、半分は富山方面へ発車していった。
降車客が落ち着いたところで、んじゃ中へ…と進もうと思った瞬間、改札扉を閉められる。あー、列車が来る時しか開けてくれない手動改札駅はそうなんだよなぁ。駅員さんを呼んで入場券を見せ、見学だけしたい旨を伝えて今度こそ入場となった。

何はともあれ、地下通路を渡って本来の下り線ホームへ。

切り離されたひだは高山止まり。この後しばらくして、駅舎の南端に近い引き込み線へ回送された。

ふと西側を観ると、いい色したキハ40。カメラ持って高山本線界隈に来たのはこれが3度目だが、実際に沿線でこの色の走行姿を観たことはまだない。

ところで、このホームがまた実にいい味を出している。

当たり前のように立つ木造上屋。番線表示だけは JR 世代だが、そもそも東海の表示はそっけないので雰囲気が変わらない。
そしてこちらから対岸を眺めていて、あることに気づいたのでそちらに戻る。

意外とある海抜とか、意外と遠い岐阜とかも気になるが、ひときわ目を引くのはいかにも年季の入った手洗い場。デザイン的に、自分が生まれた頃からあっても不思議はない。

我々自身も含めて、昭和生まればかりが集う、静かな駅のひとときだった。

じゃ、ちょっと早いけどごはんにしよう。宿で入手したクーポンを手に、駅近くの焼肉屋へ。

飛騨牛づくしは美味かった。確かに美味かったのだが、近年食の細い我々には手前のステーキだけで充分だったようだ。勢いで完食したものの、脂こってりが祟って真夜中に胃もたれでうなされ、2人揃っていろいろ大変な目に。翌朝、まだ若干ましだったわたしがドリンク剤求めて駅前コンビニへ駆け込むことになるのだが、まぁそれはそれ。

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