小京都をさすらう (2) 曲線を制覇せよ・前編

ただいまー。もう疲れ過ぎでだめっす。下書きと画像処理全部宿でやっといてよかった。では高山の撮り放題報告、午前の部をば。厳密に言ったら少々午後にはみだしてるけど気にしない。

この旅の実態は、母方いとこの結婚式。いとこの人数が半端ないため、呼ぶのは伯父・伯母までという協定(?)が母の姉妹間にある模様。それでわたしは免除され、遊んでていいよという指令が出た。
高山付近で半日フリータイム。
そら撮るしかないっしょ! 前回30分しか撮れんかった分をここで取り返せというお告げに違いない。うん。

文化会館を出たら、時間ぎりぎり。これを逃すと4時間来ない各停を、なんとかつかまえた。あぁ、いいねぇこの国鉄風味。

1駅で下車。各停は交換をじっと待っている。って、遅いな。交換相手がなかなか来ない。来ないことには発車できない、それが単線。ともかく待つこと数分。

あー来た来た。3号が颯爽と通過。いや遅れてるけど。


というわけで、今回の主役は高山本線。前述の通り普通列車は日中ほとんどないので、基本はワイドビューひだ祭りになりそうだ。各停を見送って、いざ出発。

飛騨一ノ宮は無人駅。誰もいない駅舎に静かな時が流れる。

頭上には、予想外なほどの青空が広がっていた。

ペットボトルの茶を買って、目星をつけておいた場所へと向かう。

線路沿いののどかな風景が、いちいちツボに来る。本当は午後から移動するプランを組んでいたけど、これはもう一ノ宮に根を下ろすべきかも。

木造校舎が印象的な学校から響くのは、ブラバンの練習か。

迷いながら歩くこと20数分。踏切の向こうに、壮大な光景が待っていた。この一帯は、宮の大カーブと呼ばれる撮影名所らしい。

これは外側から。何の花かな、紫に囲まれて8号が行く。

勿論、気になるのは美しい曲線。不安材料はあるけど、思い切って狙ってみよう。

ってやっぱりかー!!
薄々気づいていた。同じ「ひだ」を名乗っていても、長さが全然違うのだ。3号は8両、8号は4両。そしてこの5号(25号も併結)に至っては10両。μで撮った動画で数えたから間違いない。あ、動画なんぞ並行して撮ってるから合わせ損ねたのか。

だがその後も、後追いの10号は6両で見事機器にひっかかり、

機器を避けようとした7号も尻切れになり。
これは根本的に、車両数に応じた構図を頭にたたきこんだ上で、臨機応変にやるしかないんやな。よっしゃ、昼休み後に望みを託そう。午後の部につづく。

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