二つの道は社に通ず (1) 回る百遍

健康管理上いろいろあった件ですが、とりあえず順調に推移しているという確認がとれまして。よかったよかった。もちろん即アクセル全開とは行かんけど、花見にも行きたいし遠征も控えてるんでちょっとずつ戻していきたいところ。
さて今回も2月下旬連休、別の日のお話。

この日は昼からの出動。梅田でお手軽ランチを済ませ、JR から近鉄を経てしばし。

駅を出るとそこにはもう鳥居が待っていた。この先にある石切神社が本日の目的地。

生駒へと駆け上がる坂の途中に位置するエリア。住宅地の隙間からビル群がのぞく遠景をちらり確かめて、順路を進む。

石切駅はかつて、この歓迎看板の裏にあった。トンネルを掘り直す際に現在地へ移転したようだ。よーく観ると階段が残っている。
ここを右折、少し進むと意外なものがあらわれた。

はて、石切大仏とな。これから神社へ行こうという道すがらに大仏は想定してないのよ。それに「日本で三番目」て、なんの?

そこそこの大きさではあるが、三番目にカウントしていいかどうかは見解が分かれそう。日本三大仏として奈良鎌倉のツートップには異存ないと思うんで、高岡のライバルくらいにしとこか。

その大仏さんを過ぎて道路を渡ると、なにやら看板が立っているのを発見。

ふむ、このルートは参道商店街なのね。特にここから先にはお店が多数。眺めながら歩くと、ちょっとした特徴に気づく。

道が狭いのはともかくとして、お店のジャンルである。

占い屋さんが一大勢力を形成しているエリアがあるのよ。手法も様々。ブースで熱心に話を聴くお客さんの姿も見かけた。寺社付近で占い多数ってーと香港を思い出すなぁ。

占いと健康祈願は紙一重。漢方系の薬を商うお店もいくつか。

しばらく行くと飲食物のお店も増えてきた。

通りかかった和菓子屋さん、大変うまそうないちご大福を店頭にずらっと並べており、思わずつられる。

帰宅後に実食。うまそうというだけで勢いで購入したため、お会計後になって「1粒 300 円」はそこそこの高級品とようやく認識したんだが、それだけ出す甲斐はあった。いちごもしっかり甘いし、そしてでかい。全体容積に占めるいちご率が高い。

話を参道に戻すと、石切駅から神社まではひたすら下り坂が続く。

あ、そうか。ここは東大阪市でしたな。府内を歩くと朝ドラの舞台に当たりがち。

観光地のお食事処キャパに期待してないところが普段からあるけど、繁忙期でなければ意外と入店できそう。

テイクアウトのお店も賑わっている。

そんなこんなで徒歩20分、神社に到着。正式には石切剣箭神社という。

こちらには「おまいりの著名な手順」がある。写真では大変わかりにくくて恐縮だが、鳥居を入ってすぐのところに石が置いてある。本殿前にも同じ石。この2つの石の外側を周ってお願い事をする「お百度参り」と呼ばれる風習。
せっかくだから我々もやってみた。境内備え付けのこよりの束(周回数カウント用)を手に、100 周。そこそこ早歩きの当家でも1時間を要した。こりゃアレだ、健康祈願にしても周回できる体力が要るぞ。
なお、境内には実質無料のロッカーもございますので、お荷物は預けて身軽に周りましょう。

こうして無事おまいりを終え、別の最寄り駅をめざす。

これも現地で初めて気づいたんだけど、石切神社は刀でも有名らしい。もしかして、女子が有意に多いと感じたのはそこか?

これから参拝へ向かう入庫待ちの車列を横目に、境内からおいとました。

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