新し物は江戸の華 (5) 栄える城下

今回の帰省でひとつ失敗したことがあって、なにかというと日焼け対策。顔じゃなくて手ね。長袖だから腕は焼けんのだが、手首から先が明らかに焼けた。運転にしろ徒歩にしろ、そろそろアームカバーなりなんなりを装備して出かけんとなぁ。
さて2月の東京に話を戻しまして、ここから2日め。

翌日。これ以降の天気がいまいちなのはわかっていたので、あらかじめ屋内レジャーの予定を組んでおいた。

最初の目的地へ向かうべく、まずは四ツ谷で乗り換え。ってこんな綺麗でしたっけ。この数年で改築したことは間違いなさそうだ。

その割には02系がまだ普通に現役やった。22年度中に置き換えとのことなので、これが最後の撮影になる可能性はかなり高い。

と言いつつ、新車がいるなら新車撮りたいのもまた正直な心境で、2000 系が来るまで待ったのも事実である。19年デビューだからもちろん初対面。

四ツ谷からは JR に移り、東へ少々。両国で降りれば目的地はすぐそこ。

江戸東京博物館。って別にここは初訪問でもなんでもなく、旦那さんとは11年、ソロでなら07年にも入場歴あり。ただしいずれも「特別展のみ」のチケットで、実は常設展を観たことが一度もない。ないうちに、なんと4月から大規模改修で長期休館という話が流れてきた。これは展示が変わる前に観た方がいいのでは。てことで。

入場して最初に日本橋を渡る。これでも実物の半分の長さだとか。

江戸期のエリアには、街や建物の様子を再現したジオラマや模型がいくつもある。

通りの真ん中でなにかやってますな。荷物を運んだり立ち話したり、それぞれの姿。

コテコテの大盛り装飾が施された屋敷の門。二条城もびっくりである。

かの有名な松の廊下。実は忠臣蔵の映像作品をちゃんと観たことはないんだが、イメージだけは持っている。テレビでやらなくなってからの時代の人たちは知らないらしいね。

町人の暮らしぶりをほぼ等身大で再現した区画も。仕事場あり寺子屋あり水場もあり。水といえば、水をいっぱい汲んだ桶2つを天秤担ぎする体験コーナーもあって、旦那さんがなんとか持てるくらいのなかなかの重さ。

立体の再現物だけでなく、印刷物は復元品や実物もあり。

ねこが人気あるのは時代を問わないようで。

版画の製作過程を改めて並べてみると、こりゃ大変だ。今ならふぉとしょのレイヤー重ねて楽勝だが、物理でやるしかないもんなぁ。

その後も大きな商家の室内をうかがったり、

陸も海もにぎわう街の景色を眺めたりして進む。

中には期間限定展示もちらほら。これは細工が美しい重箱の部品なんだが、遠目にはスマホケースかと思った。

鮮やかな芝居小屋の前を通って、近代エリアへと順路が続いていく。

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