たなばたのくる頃に (6) 祭/大仏の町

あの、暑いんですけど。もう夏終わったとばっかり思ってたんで、暑さの戻りがあると微妙にこたえるね。早く過ごしやすくならないかなー。
さて高岡の旅だが、ここで一旦線路沿いから離れるよ。

ちょっと行ってみようということになり、坂を登っていたら途中で念願の自販機を発見。スポーツドリンクで渇きを癒し、改めて坂を登りきると、寄り道の目的地に到着。

高岡大仏。なんと日本三大仏らしい。えー。知らんかった。あと2個(鎌倉と奈良)が有名すぎて霞んでいるのかもしれんが、つまり鎌倉に行けば三大仏制覇ですね。まあ日本三大ほにゃららシリーズは手を出すと大変なので、深追いはやめておこう。

事前にどっかで「大仏というほどでかくないやん」的な話を耳にしていたのだが、いやいや充分でかいじゃないすか。台座の下は回廊になっており、地元の日本画家さんが描いた絵などが飾られていた。

ひとしきり大仏を拝んだところで、付近の地図を観て気づく。どうやら、坂を降りて直進すると古い街並が続くエリアがあるらしい。行ってみよう。

この界隈は山町筋といって、いわゆる加賀百万石の時代からの町。国の保存地区にも指定されているらしい。

ちょいちょいリノベーション等もしつつ、古くからの外見を大事にしているようだ。

そういった家の一番多そうな通りを歩いてみる。

立派な看板が目をひく仏壇屋さん。店内の金色がまぶしい。そういや、うちの本家方面(父母ともに)の仏壇もきんきらきんやったような気がする。

微妙に現代化しつつも、表面の風格は保とうと努力している例。

こちら、菅野家住宅は重要文化財らしい。有料で内部観覧もやっていたが、時間の都合もあり我々は外から眺めるのみ。それでも充分すごい。

奥まった玄関もまた独特の風格が。

興味深かったのが、なんとなくどの家も和洋折衷な感じがすること。しかもとってつけた感ではなく、最初から洋風の意匠を取り込んでるっぽいところがポイント。

そしてもうひとつ、土の風合が前面に出てるなーと思ったら、その名もズバリ土蔵造り。明治頃に防火目的で、この工法で作るように規制があったらしい。町に歴史ありとはよく言ったもので。

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