台湾に行きたいわん (20) 猴硐/煤礦景點

接続が重いとか一部機能が使えないとかいったトラブル、大手 SNS であってもネット介してれば不可避な部分もあり。そうはいってもユーザーの立場では「使えて当然」感覚になっちゃうんだよなぁ。と、ちょうど今重い機能があるんで言ってみた。
さて台湾4日め、猫たっぷり駅周辺でもうちょい散策。

ひとしきり猫と戯れた後、駅の反対側にも行ってみた。

さっき歩いた村の規模に比して、思ったよりごつい駅舎。後から考えると、重要拠点であった往時の名残か。

少々の飲食店やおみやげ屋さんが並ぶ。ここから郵便を出すと猫消印でも押してくれるのだろうか。

こちらサイドにも猫はいる。構ってくれそうな人間を見つけて、また1匹やってきた。なでなでからの満足ごろん。

往時というのが何なのかは、周辺のいろんなアイテムから伝わってくる。

明らかに廃線跡のレール、しかもかなりの線数をそのまま埋め残した空間。

近くを流れる川に、古くて立派な橋が架けられている。運煤橋という名前が当地の歴史を物語る。

隣接する建物から橋の上をうかがうと、ここにもレールが。

その建物とはこの展示施設。上屋が付け足されたのはごく近年…ってめっちゃ最近やった(22年秋)。
ここは選炭場の跡地。かつてこの近隣には炭鉱が数多くあり、駅ができたのも石炭の大量輸送を行うため。一時は台湾トップクラスの生産量を誇ったものの、閉山後は長らく廃墟状態に。それがここに来て歴史的遺構として再注目されたらしく、今では駅のこっち側一帯が「猴硐煤礦博物園區」として整備、我々のように猫ついでの人も訪れている模様。
入場は無料で、選炭のプロセス解説も映像図解でわかりやすく、しかも涼しい。ただし、館内から運煤橋には接続していないので注意。橋を渡るには屋外の階段を上るしかないようだ。

そしてどこにでも出没する猫様。

そもそも猫が多いのも元はといえば、炭鉱の人たちがねずみ対策に持ち込んだのが始まりらしい。一見無関係そうな2大観光資源、それは両方とも猴硐の近代史に由来するものだった。

こうして小一時間、いろんな意味で想像以上に楽しんだ滞在を終え、次の目的地へ向かう。

台鐡、こんな郊外駅も含めて全線 IC カード対応済。優等列車を除けばどこでもカードだけで出入りできる。ありがたい。

ほどなく到着した車両は DR1000 型、この旅では初利用となるディーゼル車。

日車製ということもあってか、なんとなく漂う既視感。名鉄みを感じる、と旦那さん。それか。

1駅10分弱の長い駅間を越え、瑞芳で下車。

経由する列車も多く、鉄道以外の交通機関との接続地点でもある、コンパクトながらも重要度高めの駅。

出たとこすぐの駅前広場周辺では、バスやタクシーが数多く行き交っている。

ちなみに、駅前広場にはこんなものも。なんで琴平町、はさておき、交流は現在進行形であれこれ続いているとか。

市街地の一角に美食廣場なる施設があると聴いていたが、折悪しく工事のため休館中。

そこらへんを探索した結果、駅前通りから1本南の道沿いでお店を発見。無事に昼食をいただいた。

その道をさらに進み、駅前通りへ戻ってバス停に到着。「瑞芳火車站」を名乗るにしても駅から最短で徒歩3〜4分、駅前と言い張るには苦しいが、ポイントは括弧書きの「區民廣場」。ここからしか出ないバスに乗る必要があるのだ。

使えるバスの系統は無数にある中、先発の 788 系統に乗車。車内案内が動いてないのは不安材料だが、どうせみんな下車地点は一緒だろう。雰囲気で判断しよ。

普通サイズの路線バスが通るとはにわかに信じがたい、細く曲がりくねった山道を経て、15分ほどで到着。案の定みんな降りた。

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