季の移りに身をまかせ (9) 褐色を纏う森・1
19 Dec 2019
以前から楽しみにしていた写真展がスタート。午後休をとった旦那さんと梅田で集合、じっくり拝見。展示対象エリアの選定基準などお話を伺いつつ、最後にその場で買った写真集に丁寧なサインをいただいた。週末はトークショーとのことなので再訪予定。
さて先月の連休散歩、土曜の後半はまたちょっと違う被写体のもとへ。
でだ。列車観たさに勢いで飛び出してきたこともあり、午後の予定がなんもない。それ以前にランチも未定。しばし検討の結果、広いところでコンビニおにぎりを食べる案に落ち着いた。ICOCA で入り直し、おにぎり買って環状線へ。降りた駅前でイベントが複数開催されていたのは想定外ながら、それらを全スルー、少し歩いて水辺に出た。
大阪城公園。ちょっと久々かな。
お堀沿いに腰掛けスペースが多く、座る場所には事欠かず助かった。そしてこの快晴。外でランチするにはもってこいの好条件に、おにぎりもうまくなる。
観ての通り、園内いたるところで紅葉真っ盛り。今年の紅葉はここでたっぷり摂取するとしよう。
まずは市民の森付近。背の高い木々が遊歩道をぐるり囲む壮観さに、やはり多くの人がカメラを向けたり自撮りに勤しんだり。オレンジの濃淡が美しい。
木の足元に鮮やかな黄色を発見。見頃のツワブキが、この時期としては強い陽射しにいっそう輝いている。
素敵な黄色なら銀杏も負けてはいない。木立とのコントラストがまた魅力的。
森に沿って伸びる幅広い歩道は、どこかウィーンのプラーターを思い出させるものがある。戦後に整備された区画なので、先行する欧米の公園を参考にした面はきっとあるだろうな。
ところで、園内にもみじはあるかな。ちょっと探しに行くか。
道なりに歩いていると森ノ宮に出ちゃうので、それとなく園の内側をめざす。
それにしても、この日はイベントづくし。城公園の駅を出てすぐのところではラーメン祭、隣の広場ではラジオ局の物産展。そしておにぎりを頬張っていた時点からずっと、素人のカラオケ大会が BGM として続いている。上手い下手はそれぞれとして、音響がしっかりしているし、なんなら司会者の声もする。どうやら音楽堂にて、どこかの主催できちんと行われていたようだ。
そんな音楽堂のすぐ裏に、もみじの木がまとまったエリア。木自体は小ぶりで背も低いものが多かったが、逆手に取れば好みの葉っぱを探しやすい。
日当たりがいいものを選んで、できるだけ近くへ。いい感じの木を背景に選んで、撮影会に興じる小集団もあった。
城本体に行くかどうかはともかく、とりあえず堀の内側に向かおう。
階段を上り、西へと進む。踊り場でふと観れば、雰囲気のいい小径。これだけ広大な公園になると、歩いたことのない道はまだまだありそうだ。
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