季の移りに身をまかせ (8) 瑞穂に吹く風

なんとなく「夕飯のネタ切れしがちな水曜に麺類」の法則ができつつあるんだが、今日は旦那さんがちょっと残業することに。焼きそばビーフンの類なら1食ずつ作りやすいところ、用意していたのはいっぺんにしか作れない麻婆春雨。あっためて出しますわ。
さて先月の自主連休、土曜と祝日が重なった2日めもあれやこれや。

翌朝。我々は再び大阪駅にいた。朝食後に旦那さんが「あること」に気づき、急いで支度して駆けつけたのは橋上改札内。通路脇の邪魔にならない隙間を見つけ、待つことしばし。ターゲットはちょっぴり遅れて登場した。

まだ実物きちんと撮ったことなかったんすよ、瑞風。
入線する3番線では往来の邪魔や割り込みも考えられたし、環状線ホームはかぶりの危険性が高いし(この日はかぶらなかったけど)、考えた結果の橋上。構内めっちゃ日陰、かたや阪急百貨店や大ぴちょんが超明るくて、現像に困ったのはともかくとして。

とりあえず入りを押さえたところで、ホームに下りる。

LED のロゴ再現性半端ないっす。種別欄だけ点滅スピードが違うのかキレキレになってしまったが、列車名だけ観てもこのドット数でようやるわ。

当駅からの乗車はあまり多くないだろうけど、小ぶりながらもイメージを踏襲した乗車案内あり。

では、車両本体をもうちょっと観察させていただきますか。

両端は展望デッキと2階運転台。アメフトのヘルメットにも似たごついマスクが特徴的で、車両側面のゴールドライン(よく観ると5本線)と統一感を出したもののようだ。大窓の庇についている小さな点は、最後尾の時だけ点灯されるらしい。

そんな展望車の形式記号は「キイテ」。いや聴いたことないわ。気動車に展望車でさらに一等車。そりゃ他にないのも納得。寝台車もみんな「キサイネ」やし、5号車ラウンジカーに至っては「キラ」。とにかく初耳形式オンパレード。

なんせ数分遅れの運行とあって、発車までどのくらいかかるかは不透明。とりあえず先頭めざして移動しつつ鑑賞。

土曜出発の山陽下りコース。倉敷と岩国に立ち寄りつつ車内1泊する形で、メディアとかでよく紹介されやすい定番コースなんだろうな。という運行形態もさることながら、平成末期の新製車なのにサボ板だったり、先代の天使デザインをそのまま活かす形でアップデートされたロゴだったり、現代の車両にレトロ感を取り込む思想が伝わってくる。

次は倉敷までノンストップ。11時前後という時間帯もあって、5号車6号車では昼食の準備が進む。

食堂車はまさに走るレストランの趣が、窓の外からでも漂う。こだわりの料理もきっとおいしいことだろう。

案の定、先頭車付近は大にぎわい。そういうものと割り切って、昔よくやった手法を使いつつ発車を見送る。

定刻から5分ほどの遅れで、ゆっくりと動き出す。初代よりも彩度が少し上がった深緑色「瑞風グリーン」に、見送りの人々が映る。

車窓に向かって、一般客も駅員さんたちも旗を振る。この旗、お見送りグッズとして運行の度に無料配布しているらしく、わたしも差し出された勢いでついもらう。せっかくもらったから撮影の合間に振ってみた。
こうして送迎は無事終了。トワイライトエクスプレスの名を継ぐにふさわしい列車、時間と金はともかく予約が激戦って話だが、いずれは乗ってみたいねぇ。車両の定期検査にかこつけて五輪前後は走らんらしいけど。

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