欧羅巴幻想曲 II ヴェネツィア、水の都 (19) Isola di Murano : 1

昨日見つけた蜂の巣は、からっぽのうちに旦那さんが排除。しかし、なんと当家の駐車区画すぐ横にもっとでかい巣が。車内から殺虫剤ぶちまけ、しばらく置いてから叩き落として解決。なんとかなったけど、よいこのみんなは蜂駆除業者を呼びましょう。
さてヴェネツィア2日め、別の島に行ってみる。

本島から小さめのふねで10分程度。ムラーノ島にやってきた。

ふねを降りたのは、4系統のどっち回りでも最初に着く南端の Colonna。そこから北東に向けて小運河が流れ、水辺に沿って道が続いている。

世界的にも著名なヴェネツィアングラスの、昔からの産地として知られるムラーノ。せっかくなのでガラス製品をなにか買うとして、どうせ買うなら本島のみやげ物屋じゃなくて本場に足を運ぶのが正攻法だろうと考えたのが、島に渡った理由。

中世の頃、当時の共和国がガラスを国の特産品として売り出すために行った施策が、現在の姿の原点。ガラス加工職人をこの島に集め、他の国に行かないように(技術流出の防止のため)制限する一方で特権を与えるなどして囲い込んだ。結果、現代においてもガラス職人が多く生活し、工房を構えている。

場所としては有名なので観光客もそれなりにいるが、本島よりはだいぶ空いていて歩きやすい。建物が全体的にやや低めに抑えられていることもあり、そこまで大きくない運河でもそれなりに開放感がある。

この小運河沿いにずらりと店舗が並ぶ。たまに飲食店もあるが、大半はガラス工芸品店。
店内撮影や店内に向けての撮影を禁止している店がとても多い。推測だけど、商品のクローズアップ写真を撮って持ち帰り、粗悪コピーを作っちゃう不届き者な業者もいるのだろう。よって、グッときた作品を直接紹介できないのが惜しいところ。

品揃えは店によってバリエーション豊富。お宿に設置してあった物の上位互換的な超高級シャンデリア(お値段6桁ユーロ)から、おみやげにぴったりな手乗りサイズのオブジェまで。おもしろいところでは、1人ずつポーズや小物が違う「複数買い推奨」タイプが、オーケストラ楽団員や医者などいろいろと。あとびっくりしたのが「いか」。表面の斑点模様がとんでもなく精巧に再現されており、ガラスの質感もあいまってほぼリアルいか。
模様に関しては、さっき壁に埋め込まれていたようなごく小さな四角を敷き詰めたモザイク模様も伝統的に盛んなのだろう、同様の製法らしき小物もよく見かけた。あれは手間かかるわ。

小運河の両岸を往復して各店の品揃えをざっくり拝見、戻る途中で1軒のお店を選び、おみやげを無事確保した。

F&M Ballarin” さん。寡黙なおじさんが店番のお店は、どの作品もとってもカラフル。

これで1つ40€と、そこそこお手頃価格がうれしい。特筆すべきは持ったときの驚きの軽さ。それこそが本物のヴェネツィアングラスの証でもあるという。帰国後しばらくはリモンチェッロのソーダ割りに大活躍、現在も主に酒器として愛用中。

本来は小運河の先にもっと大きな運河があり、渡った先にはガラス博物館もあるんだけど、主目的がおみやげ購入だったこともあり、そちらまでは行っていない。

折り返し地点としたのは、ちょうど小運河の北端近くにある広場 Campo Santo Stefano。

広場の名にもなっている教会の塔の足元には、巨大なガラスオブジェ。

6月にクリスマスツリーかよと思ったら本当にツリーだった。作品は時折入れ替えが行われているようだ。

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