Sweet 10 Journey (27) 地獄の巡回券・3

なにかを買った際、おまけがつくことが時々ある。先日やや高めの商品を買おうとして、棚の空き箱をレジで引き換えたらついてきた。今回は使えそうなやつだけど、用途が思い当たらないこともあるよなぁ。困るトップが普段使わないタイプの化粧品。
さて秋の豪遊4日め、まだまだ地獄めぐり中。

続けて向かうのは、鬼山から目の前の坂をちょっと下ったところ。

「次は」て、もはやバス停かなんかみたいになってますやん。めぐってなんぼなのは事実だが。

そのとおり、次は白池地獄。

ワニ同様に熱を利用して熱帯魚なども展示されている。でっかいピラルク、お高いことで有名なアロワナなど、あとでひととおり拝見した。

地獄自体はというと、本来透明な湯が、噴出後に温度が下がった結果白くなることによって、このような青白い色を呈するという。もうもうと沸き立つ豪快な湯気と、静かな水面との好対照。名勝指定もなんとなくうなずける。

片隅に、ちょっと高いところから眺められる場所も用意されている。上から眺めるとハート型ということで、近年は映えアングルとしても推されてきた模様。

これより先に著名な地獄はないのだが、あえてバス通りを越え、さらに東へ。飲食店などが点在する「いでゆ坂」の途中に、個人的に気になっていたスポットがある。個人的すぎて観光としての汎用性はございません。

みなとや。修学旅行の宿泊先として、しおりに記されていた宿。現在営業しているかは定かでない。
当時の部屋割りと平面図を参照するに、最上階左端の1つ奥が当時使った部屋に相当するようだ。旅館から修学旅行生へのお願い汎用文書も添付されており、「幽霊の話をしない」「湯けむりを火事と間違えて騒がない」などなど、なにかと昭和の香り漂う内容であった。

時代に取り残されたかのような旅館のそばには、いかにも平成以降の整備を思わせる「むし湯」。歴史の長い温泉地だからこそ、存続するものは折々に更新や改善を重ねて今に至ることだろう。

そろそろ16時。さっさと戻れば、残り2つの地獄にも間に合う目処が立った。鉄輪は思ったより狭い。

今来たいでゆ坂を戻る。

石畳風の路面をよく観たら温泉マーク発見。このふたを開けると温泉の配管が通ってるんかな。

温泉によって生まれた名物・地獄蒸しの工房。温泉から出る蒸気を使って食材を蒸すもので、少なくとも江戸時代からある調理法らしい。

露店でやってるほうがわかりやすいな。心惹かれるものがあったが、気を取り直して我慢。いや、お宿の夕食に地獄蒸しコースを指定してあったもんで。ただ玉子は夕飯になかったから、外で玉子だけでも食べておけばよかったかな、と結果論で語る。

近隣施設付近から、勢いよく上がる湯けむり。火事と間違える小学生、いっぱいいたんやろな。

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