欧羅巴幻想曲 II ヴェネツィア、水の都 (20) Isola di Murano : 2
1 Aug 2019
さすがに今日はちょっと暑すぎ。ついに今季初のエアコン稼働となった。といっても、買い物から帰った夕方早め以降、外の暑さがましになる夜浅めまでの短時間。しばらく酷暑続きっぽいし、必須の用事がない日は午前から冷やす作戦の方が効果的かも。
さてヴェネツィア2日め、ガラス以外で触れたムラーノ島の景色を。
ちょっとした商店街状態になっている小運河のおもて。から路地に入れば、そこはもうふつうに住宅地。それなりに人口もあるようだし、考えてみれば当たり前か。
中庭のような空間は、周囲に建つ家の共有財産としてお手入れされているのか、そこそこ綺麗。植え込みはそれぞれに緑で賑わい、このようにちょっとした木陰も。
家の外観は本島同様、一定の規則性を保ちつつ、壁の色や庇などに微妙な違いが。
振り返ると、おっと生活感が。ベランダのない家はこうして干すのが一般的。しかし、どう観ても冬物の上着だったりするんだが、ああいうのはクリーニングに出さず自分で洗うのがこっちでは基本なんかな。
その隣の道は、島の南東に面したふねのりば Faro へと向かう経路。
こちらはさらに広い空間があり、もはやちょっとした広場。腰掛けられるスペースもあったので、木陰を選んでしばし休憩所として使わせていただく。この日も見た目以上に暑く、ペットボトルの水は大型を選んで大正解。ケチらずぐびぐび。
座っている間、どこからともなく響く涼しげな音色。そしてなんか覚えのあるメロディ。あ、これハリポタやん。
音の正体は、広場の入口でグラスハープを奏でるおにいさん。思わず聴き入ってしまったので、お礼に寸志をかごに入れ。ガラス製の楽器を、ガラスが有名な観光地で演奏。なんとなく理にかなっているような気がしないでもない。
前回書いたおみやげ購入店は、そんな広場風空間からすぐ近くだった。丁寧に梱包してくれたコップを大事に抱え、あとは本島へと戻るふねに乗り込む。
お墓の島で一旦降りたが、観光するところじゃなかったのは既出の通り。無料のトイレ(無料なので設備はそれなり)だけ借りて、再び船上の人となる。
Fondamente Nove で降りてすぐのところにあるジェラート屋で涼を取り、5.1系統に乗り換えてローマ広場へ。2系統始発でらくらくお宿行きが狙いだったが、おりばと2系統のりばがもはや別物レベルで遠かったのは誤算だった。ま、途中のコープで水を買えたからよしとしよう。
ちなみにそのコープ、ふねのりばで言うと C 付近にあり、本島内でも屈指の規模であろう広い店。隣接する3棟をつないだ構造で品揃えも豊富。ただ、出るときにレシートのバーコードをゲートにかざす必要があり、つまり必ずなにか購入しないと出られない前提の出口になっている。お目当ての品がなかったらどうすんのやろ。
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