異邦人、香港を駆ける (24) 日本品質
10 Dec 2018
多分見た目にはわからんと思うんですが、ここのシステム本体(WordPress)をバージョンアップしまして。念には念を入れてまずローカル開発環境で確認したから大丈夫そうには見えるけど、もしへんな箇所があったらおしらせいただければと。
まあそれはさておき香港旅おまけ、おもしろいというより感心した話。
ドラム式洗濯機を意識したアタック。抗菌防カビ。
とにかく狭い住宅事情に合わせた日立の冷蔵庫。めっちゃスリムでエコ。
エアコン大好き香港民に贈るダイキンのサイネージ。昼間だけ天気と温度湿度を表示する「大ぴちょんくん」の仲間。香港だから港ぴちょん(勝手に命名)。
風水大好き香港民に贈るゴールデンリラックマ。こう見えても手掛けるのは「六福珠寶」という現地の大手宝飾店。
そしてカメラが世界ブランドなのは言うまでもなく。ここらではキヤノンの方が勢いあるのかな(ニコン看板は消灯中)。
しかし、今回驚いたのはそういう「まあわかる」レベルを大幅に凌駕していた現象。めっちゃ自然な日本語が街じゅうで増えている。
最初にびっくりしたのがシートマスク。「ぷるぷる 超しっとり」て、いやいやこっちの人意味わかるんかそれ。あとで調べたところ、実はマンダムの商品で、日本版と寸分違わぬことが判明。こういうのって現地語に直すんとちゃいますかね本来。
メンソレータムねと何気なく観たら、パッケージに「傷んだ爪を集中補修」「おやすみ前の集中美容」。これも日本版まんま。
そしてもはや日本まったく関係ない現地店舗の広告にまで。どうやらパンケーキ屋のようだが「口の中でとろける食感が人気」「焼きたて」。すごい。日本語としてへんなところがひとつもない。「の」「な」をぎこちなく使うくらいで微笑ましく観ていた過去2回から考えると、嘘のような上達っぷり。この2年で何があった。
なお、以前から「日式西洋菓子」でおなじみの東海堂さんは安定のクオリティ。
「東海堂製パンの研究開発」はまだしも「チェダー&カマンベールチーズブレッド」。とうとう片仮名まで使いこなすようになった。さらに。
「福岡の夏、おいしい時間をお届け!」と謳った「福岡の時間」フェアではとうとう日本の著名人をひっぱってきた。まさかの広瀬アリス。しかも一発ネタじゃなくて継続起用されてたことも後日判明。
広告以外で目を引いたのは飲食店の出店状況。ハイサンプレイスのフードコートが日本だらけだったのは既報の通りだが、街の中にもあっちこっちに。
お宿の目の前につけ麺屋。8月にオープンしたという風雲丸、本拠地は広島。どうりで雰囲気が自然に日本すぎると思った。なお至近距離(宿と同じビル)に三田製麺所もあり、ちょっとしたつけ麺激戦区と化す尖沙咀。両方とも行列だからたいしたもんだ。
利東街でもラーメン屋が開店準備中。どうやらこの数年はラーメンブームらしいから、しばらく盛り上がるのだろうか。
まあそんな感じで日本語と日本食が行くたびに増える香港であった。当家としては現地らしいモノを好んで触れつつ、こういうのもネタとして鑑賞していきたい所存。
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