オトナの修学旅行 (7) 鹿は春日に宿る・2
15 Jul 2014
当家上空ではよく厚木に出入りするものが飛ぶのだが、さすがに例のアレを視認できるほどの立地ではなかった。アレについての政治的賛否はさておき、トレインビューの家を見かけて一瞬羨むも「やっぱうるさいよね」と我に返るのと一緒で、軍用にしろ民間にしろご近所に飛行場あったらやっぱうるさいよね。
では本日も春日大社から。
「鹿みくじ」。えべっさんの鯛みくじに続く、どっちが本体かわからんおみくじシリーズ。レギュラー版は奥の木目の方で、手前の白いのは式年造替記念の限定バージョン。
式年造替は出雲や伊勢で言う遷宮と似たようなもので、同じ場所で建て替えるのが遷宮との違い。本殿の着工は来年度らしい。著名神社巡りの一環で何も考えずに来たので、工事真っ最中に当たらなくてよかった。
こうしておまいり自体は滞りなく終了。
来る時に東大寺寄りの門から入ったため、大半の人が使うであろう正面の南門はこの時点で初めてくぐった。
必然的に参道を逆流して進むことになる。両脇には石灯籠がずらりと並び、献灯の紙に記された名前が津々浦々からの奉納を物語る。
しばらく行くと二ノ鳥居。本来は一ノ鳥居も経由すべきところ、この後の行き先と体力を考慮してそちらまでは足を伸ばしていない。
鳥居の手前(普通に参拝した場合は鳥居をくぐった奥)では、手水所で堂々たる鹿が巻物をくわえて伏せていた。
鳥居を出た我々を待ち受けていたのも、また鹿であった。ちゃっかり鹿せんべい販売所の横で待機する鹿の皆様。
せんべいを与える人の姿は何度も目にしたが、自分ではまだやってない。せっかくだし、やるか。中学の時はそんなことした記憶がないし、これを逃すと次はいつになるかわからん。じゃあおばちゃん、せんべい1セットください。
…で、あっという間に食われたアフターの状態がこちらになります。
平等に分ける最大限の努力はしたが、こちらの個体識別能力が追いつかず、結果的に2枚食べちゃった方もおられたのは、旦那さんが撮った動画で後日確認。
こいつに至っては、他の方にあげてる最中にかみついてきた。痛いっつーの。幸いレギパンの上からだったので特に傷は負っていないが、注意看板にあった通りの行動をとられて苦笑。
なお、付近には首都圏からお越しの中学生御一行様もおり、せんべい頒布会の模様を横から鑑賞させてもらった。鹿って舌長いね。
そんなこんなで鹿と戯れる会も終了。
移動すべくバス通りに出たら、高速でもないのに注意標識があった。まあここなら納得だわ。皆様も奈良へお越しの際は鹿に気をつけましょう。いろんな意味で。
※続きはこちら→(8) 古き街路を歩く・1
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