あをによし都をつなぐ特急車 (1) 町を知る昼

暑いな。数日前くらいまでは朝晩ちょっと冷えたりしたから長袖にしてたけど、昨日くらいから明らかに気温がワンランク変わった。遅ればせながら衣替え。そうこうするうちに梅雨来そうやし、降ってない日は屋外を有効活用していかんとね。
さて今回は5月最終週、短時間に目的を詰め込んだちょい旅へ。

時刻はちょうどお昼。我々は早くもランチのお店に着席していた。

あとで観たらぎっしり満席だったんで、これはもう先手必勝と言うほかない。きっと夜はお酒の席に早替わりするであろうモダンな店内にて、これまたモダンなメニューをいただく。

タコライス、見かけによらず多かった。

というわけでここは奈良である。

近鉄で奈良入りすると、ついつい公園に近い東から出て東向商店街か大宮通りを歩きがち。なので、あえてそちらを避けて南側へ出てみると、小西さくら通りという別の商店街を発見。ランチのお店もこの通り沿いで見つけた。
さらにぶらぶらしていたら、もちいどのセンター街というさらに別の商店街へ。レトロといまどきが絶妙に混ざった雰囲気が心地よい。

途中で東へ抜けてみる。おや、こんなところに行くつも飲み屋さんが。漂う昭和の空気。

と思ったら、先へ進むと急に外観がすっきりした建物が増えてくる。明らかに近年整備されたもの。

駅から南へしばらく行くと、古い街並みで有名な「ならまち」がある。当家も訪問済(14年)だが、今歩いているエリアは駅とならまちの中間地点。徒歩ルートなら経由する可能性が高い場所だから、ならまちの人気に連動した可能性もありそう。

北へ向かうと猿沢池に出る。ほとりで座って休もうにも、数少ないベンチは大賑わい。そりゃそうか。

少々記憶違いをしていたが、中学の修学旅行で泊まった大旅館はこの池の東側にあったようだ(住所から特定)。

三条通りにて、今まで気づいてなかったものに目が止まった。どうやら明治期にできた「里程元標」、今でいう道路元標の復元らしい。えっ、足元にある市の元標は現役なん? 復元したのは「県」の方だけなのね。なるほど。ついでに高札場は昭和末期の復元物。

超高速餅つきで一躍有名になった中谷堂さんの前には長蛇の列。ほとんどが海外のお客様で、お店の人も1個あたりの料金をざっくり英語で案内するレベル。そして次の餅つきパフォーマンスは14時との掲示。みんなそこで待つ気か。いま13時なんすけど。

はす向かいの南都銀行はそれを静かに見守っている。

柱のレリーフ、何かと思ったら羊なのね。欧州では富の象徴だとかなんとか。

さらに西へ進んだところで、ふとショーウィンドウに目が止まる。鶴屋徳満さん。

献上。はいいとして「宮内庁より依頼を受けて大きくなった三笠」とは。つい入店したところ、CD くらいはありそうな大きいのが置いてあってビビる。さすがに食べ切れる自信がなく、「小さい三笠」をお買い上げ。本店のご案内も含めて丁寧な説明をいただいた。

まだ時間に余裕はあるが、遅れるわけにはいかん。再びさくら通り経由で駅へ戻る。

アーチのすぐ近くに空気を読んだ和風ローソン。

あ、先程はごちそうさまでした。ランチした LA TERRASSE ALL DAY DINING さん。

路地を遠回りして駅正面へ。氷ねぇ。食べ頃の時期は暑いんだよなぁ奈良。盆地だから。

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