台湾に行きたいわん (17) 台北/機車瀑布

急に寒くなってまいりました。買い物に出たら思ってたよりかなり冷えるもんで、ついつい「夕飯は鍋」で見解が一致。野菜が1回じゃ食べきれないから2日連続鍋になりそうな見込みではあるが、つゆの味とメイン具材変えれば飽きずにいけるっしょ。たぶん。
さて台湾旅はここから4日め。

翌朝。高雄滞在の途中から、よさげな店はネットの地図で探すようになっていた。日本で買った台北ガイドブックはやや古かったし、我々に使える注文方式は限りがあった。その点、お品書きの写真などが確認できるのはありがたい。

この日も、いい感じのお店を見つけて北上。

近所に警察署の拠点があったらしく、とんでもない数のバイクを発見。そりゃ一般人があれだけ走ってればそうなるわ。車より小回り効くし。

日本語が通じるお店で無事に朝食を済ませ、いったんお宿に帰投。台湾入りして以来、一番いい色の青空が広がっている。

部屋に帰ったのはカメラを持つため。初日の晩、混雑する夜市で一眼を持っている意味があんまりなかったことを受け、朝食と夕食ではスマホだけで身軽に動く日が多くなっていた。

では改めて出発。まず捷運に乗り込み、最初の目的地へ。

通勤と逆方向へ進んでいるせいか、車内は思ったより空いていた。それにつけても2人掛け L 字席とは不思議なレイアウトで。

やってきたのは、なんの変哲もない交差点。日本人を中心とした海外観光客にとっては隠れた名所。

その答えは、道路の対岸を観れば一目瞭然。

高架(台北大橋)から側道を伝って降りてきたバイクの大群が、信号が変わるのを今か今かと待っている。

青になったらこのとおり。すぐ捌けるような量ではなく、後方からどんどん供給される隊列。
ここは通称「バイクの滝」。台北大橋はここで自動車と二輪車を分離する構造となっており、車は高架を直進、バイクは地上へ。その結果こうなる。

さらに交差点を左折する勢も相当数おり、高架下で大ボリュームの待機列を形成。先の信号が変わるとどっと出ていく。

もっと圧縮した絵も欲しいな。荷物軽量化のため1本に絞った望遠レンズを分け合って使う。

橋から来た軍勢の手前にいるのは、二段階左折の待機組。さながら特撮モノの風格。

乗っているのは老若男女問わずあらゆるタイプのみなさん。これほど密集すると、マスクは排ガス対策にも効きそう。

そして30秒経っても衰えぬ勢い。いやはや。最盛期は7時台から8時台にかけてとのことだが、9時台前半になってもなおこの様相。人口あたりのバイクの数が日本の数倍にのぼるというのは伊達じゃなかった。

ふぅ。朝からすごいモノを観れた。では移動しよう。

交差点から1〜2分のところに最寄り駅、大橋頭。

台湾は全体的に、捷運の構内における飲食が禁止されている。でも構内ってどこよ?と思っていたが、よく観ると改札に大変わかりやすい境界線を発見。逆に言えばこれより外側なら、ちょっと水分補給くらいはしてもいいということになる。

台北と高雄の規模感の違いは、捷運の路線図にもはっきり現れている。さすが首都。なお、路線名は地名ベースの漢字表記があるものの、英語アナウンスは完全に色ベースで案内している。当家も色指定ばっかり使ってた。

まあでも多少は正確に書いておこう。中和新蘆線(オレンジ)で1駅乗って、中山などを経由する淡水信義線(赤)に乗り換え。

そして台鐡との接続駅で下車。台北市内観光もそこそこに、ちょっと遠い寄り道が待っている。

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