欧羅巴行進曲 (48) 第三楽章/Wien Hauptbahnhof : 5

体調を考慮して午後からのおでかけ。シュールな展示からすっかり定番化したイベントまで、わりと狭い範囲ながらもいろいろと観て楽しんできた。梅田くらいだと首都圏よりコンパクトに遊べるという意味では便利やね。
さてウィーンですが、もっかい同じところに出直す話。

バファリンを投入後2時間ほど休憩して、夕食がてら外に出る。

外はすっかり暗く、お宿の名の由来となったコンツェルトハウスにも灯りがともる。この伝統的ビジュアルでも運営方針は現代的なのか、別の日のファサードはとっても派手なカラフル照明に染められていた。でも普通の方がいいや。

朝と同じように、しゅわるつ電停に向かう。

郊外行きの71系統は、それはもうぎっしり混み合っていた。この系統の沿線には住宅地も多いようだから、中心部で仕事した人たちがこれで帰っていくのだろう。

我々は朝と同じように D 系統へ。

そういや、トラムの正しい降り方についてまだ書いてなかったな。実はガイドブックでもバッチリ解説されていたのだが、記述がさりげなさすぎて完璧に読み飛ばしていたので、結果として現地で観察して学んだことが全て。

旧車の場合、ドアの中央に柱があり、こんな箱が構えている。
Aussteigen / bitte Knopf drücken(≒お降りの方はこのボタンを押してください)を押すと、

Zug hält / Tür öffnet selbsttätig(≒次とまります。ドアは自動的に開きます)になる。
ちょい意訳したが、日本のバス等とほぼ一緒やね。この遷移が撮りたくて、実際旦那さんに押してもらった。もちろん次に降りるタイミングで。ボタンを押したドアしか開かないらしいので、降りる時は積極的に押しましょう。

なお低床車はもっと簡素で、ドアにくっついているコレを押すと「ぴーろっ」て感じの音が鳴り、ボタンの外周が光る(別の日に撮っておいた)。

Quartier Belvedere での乗り換え先によって、中央駅のどこに着くかが変わる。O 系統なら朝着いた地上へ、もうひとつ18系統なら地下へ。せっかくなんで後者も体験しておこう。

という理由で地下に到着。

電停から ÖBB 構内へは、さらにワンフロア下がった自由通路を経由する。

地下1階(以下、階層表記は日本式で)にトラムと1・2番線、さらに奥から2階まで上がると他番線、という構造になる。
あ、そうそう。どーしても一度書いておきたかったんだけど、ÖBB のロゴって何度観ても QBB に見えて仕方ないんすよね。逆に帰国後 QBB チーズ買うと ÖBB に見える始末。うちらだけかと思いきや、両親に写真見せたら同じこと言われたし。

主に地下1階から地上1階にかけて、この駅にも BahnhofCity(駅ナカショッピングモール)がある。

通路の両側には見慣れない店名ばかり並んでおり、眺めて歩くだけでも楽しい。

そして朝お世話になった Interspar が最奥部に。いやほんと助かった。到着日に空港で夜食仕入れたのも Spar だったし。日本では正直かなりマイナーなチェーンだが、今回見る目がちょっと変わった。

Like
Share

公開から30日以上経過した記事のコメントは締め切っております。あしからず。