台湾に行きたいわん (18) 猴硐/山裡車站

昨日はちょっと岐阜まで突貫日帰り。空系イベントなのに終日くもり(帰り道は雨)、電車内と駅からの徒歩ルートが人大杉で展示本体より HP を消費、帰りの高速が事故で急遽迂回、などなどございましたが、いろいろ観れたからまあよしとしましょ。
さて台湾4日め、台北来たばっかりでいきなり他の街へ。

捷運の駅から地上に出る。本来ならもっと近道もあるけれど、観ておきたいものがある。

おー、これが台鐡の台北駅かー。昨夜は効率優先で完全スルーしてたからなぁ。

工事中と思しき駅前の一角に、なにやら保存車両。LDK50 型という日本時代の機関車(この LDK58 は日立製)に、謎の客車つき。

巨大な駅舎の内側にはこれまた巨大な吹き抜けが形成されており、首都のターミナル駅にふさわしい風格が漂っている。2階にはフードコートも。

駅ビル内ももうちょっと観たいところだったが、今回のつめこみ旅程にそんな隙はなかった。これから台鐡の電車に乗る用事があるのでね。てことで、地下にある改札へ。

どっかで見覚えのある改札機はオムロン製、と帰国後に判明(高雄のも同型)。そりゃいくらでも観てるわ。

ファミマでお茶とおやつを買って、さらに階下へ。お目当ての列車をはじめとして、鈍行から特急までなんでも来いの東行きホーム。。ふむ、昨日見かけた古い自強號は「推拉式」…ってそのまんまやん。プッシュプル。

ちょうど当該列車が入ってくるところだった。昨日も見かけた EMU900 型が今日のお相手。

區間快車、日本風に言うところの区間快速。こんな見えやすいとこに列番表記。時刻表にもバッチリ書いてあるし、こっちの人は案外コレ観て確認してるのだろうか。

車内は当初、大変混み合っていた。かろうじて1席ずつ空いたところへ分かれて着席、しばらくして南港だか汐止だかでようやく並び席確保。ふぅ。座席は車両によってロングとクロスが混じっているが、いかにも通勤向け車両で花蓮(東岸の中部、台中の東側くらい)まで行くのはなかなかのストロングスタイル。台北基準でも3時間はかかるぞ。
ちなみに上写真は「次駅表示で飛び跳ねてる機関車がかわいいだけの絵」。

まあともかく、台北を出て45分ほどで目的地に到着。

ここは猴硐駅。1つ前の瑞芳で降りる人多数なのは自明として、当駅でも予想に反して結構な数の人が降りる。おそらく理由は皆一緒。

貨車が置いてあったり構内がやたら広かったりする理由はまた別。その根拠を語る施設にも、あとで訪れることになる。

で、「理由」が何なのかというと、答えは改札を出る前にもうわかる。

にゃー。いきなり出迎えてくれる猫装飾の数々。

当駅のある地区は近年、猫多数という1点でにわかに知名度を上げている。

結果、駅の時点で猫推しが発生。注意書きも猫ならガイドマップも猫。だがしかし、名物だと聴いて来たはいいものの、猫寄せ属性のない当家(特に旦那さん)がどこまで猫と仲良くできるかは未知数である。

そんな中、淡々と真面目に掲示される「空襲」に備えた避難マップだけが、台湾という特殊な立ち位置を物語る。

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