La vista nostalgica ’03 (9) Roma: Castel Sant’Angelo
22 Jun 2020
勢いでポチった「オサレでコンパクトなホットプレート」が週末に届いた。お好み焼きやパンケーキが捗りそうだが、実はたこ焼きプレートが本命という話も。はっ、てことは「一家に一台たこ焼き器ないやろ…うちにはあるけどな」状態。関西人化も捗る。
さて大昔のイタリア、もうちょっと施設めぐり。
大聖堂を擁する広場から、まっすぐ東に伸びた通りを直進。
日本でいうならこちらが表参道に相当するのだろうか、数百メートル程度の全長にしては立派な造りの Via della Conciliazione。
そして大聖堂と反対側のつきあたりに、城がひとつ。サンタンジェロ城といって、ローマ帝国時代からある建物らしい。ちょっと寄っていこう。
「建物」と書いたのは、建設当時の用途が城ではなく霊廟だったため。時代が下るにしたがって要塞化が進み、現在は博物館。いずれにせよ、長きにわたって現役利用されてきたことにより、古代からの物にしては状態がいいようで。
せっかくなので、屋上まで上がってみた。
四隅に配された低い塔には、防御設備をもつものも。あの白い石を棒に乗せ、てこの原理で打ち出して砲丸投げ攻撃していたであろうことは想像がつく。
もっとも高いところに立つのは、名称の由来となった天使をかたどった像。かつてローマ教皇がこの場所で天使を観た故事に由来し、後年作られたものらしい。ちなみに剣は抜いたのではなくしまうところ。
南面に川、三方は緑地。雲ばかりの空はさておき、屋上からの眺めはなかなかのものだった。実質展望台。
西にはさっき行ってきたヴァチカン。頭ひとつ抜けた大聖堂。アレより高い建築物は、規制がなくとも憚られることだろう。
南西側、渋滞で詰まっている橋は Ponte Vittorio Emanuele II。19年にミラノでその名を覚えたが、彼の名がついた施設や銅像はイタリアじゅうにあるようだ。
足元に流れるテヴェレ川。両岸の並木は、11月下旬にして紅葉進行中。地中海の恩恵なのか、函館と同じくらいの緯度にしては暖かいな。
かつての役割を物語る展示や構造が、途中階にもいろいろと。
投石設備を目の前で観ると、あの白い石、人の頭くらいはあろうかという大きさ。地味にダメージありそう。
しかくい城壁と丸い本体の間に階段などが配されている。歴史の古さとともに、その時々で用途に応じて改造を加えて使い続けたことも伝わってくる。
ローマには数え切れないほどの観光スポットが点在する。他がメジャーすぎるのか、ここはそれほどの混雑もなく快適に鑑賞できた。
天使たちが見守る橋を渡って、川の対岸へ渡る。そろそろおなかもすいたし、昼食候補地へ。
なお、このタイミングでカメラも空腹に。撮影可能枚数 400 枚前後といえば当時それなりの大容量だったはずだが、この旅のためにカメラごと買った SD カードを使い切った。あと半日、古いデジカメでなんとかしのぐとしよう。
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