年の終わりの日光詣 (4) 純白装飾門

ふぅ。ここ数週間の疲れが蓄積したのか、ここんとこ作業量が一気に増えてて集中力を集中投入してるためか、ともかく今週は余力が全然ない状態で睡眠を最優先しておりました。仕事にしろ趣味にしろ体調維持が一番大事。
てことでだいぶ間が空いたけど東照宮のお話再開。

どちらを向いても徳川の御威光が強烈に漂っているこの空間。

黄金使いの比率が半端ないよねー。そうと判っていてこのコテコテを鑑賞しに来ているわけだが。

一見地味な古びた灯篭も、由来が派手。よく観たらちゃっかりシンボルマークがあしらわれているが、かの伊達政宗が納めたという一品である。

そんな灯篭を横目に階段を上ると、これまた名の知られた陽明門。ただし。

でたよ工事中。常にどっかで工事していると言われている当所、完成してないわけじゃないからサグラダファミリアとは違うけど、全体を完全に鑑賞できる機会はいったい年に何日あるのか。

とはいえ工事対象は主に門本体であり、左右の壁の絢爛さはじっくり観ることができた。すごいよねあの立体感と色彩。もはや壁の概念を超えている。

なお門本体も、くぐるついでに覆いの隙間からちらっとだけ現状を拝見させていただいた。て、こんな白いんすか! まさに驚きの白さ。

門をくぐれば目の前に本殿。

おっと、こちらも白かった。どうやらこの色が正式な姿のようだ。

よくよく観察すると、その白い部分にもおびただしい量の彫刻が。様々な種類の動植物や、いろんな立場の人たちが、実に細かく描写されている。このクオリティを現代に至るまで引き継ぐ職人さんたちは、さぞかし高いレベルの技術を要求されることであろう。大変なお仕事だ。

本殿の中も見学できるのだが、我々は先にあちらへ。

奥宮へと続く門の頭上に、三猿と並んで著名な「眠り猫」がいる。実物を拝むのはこれも初めてだけど、思ったより小さい。だってアレっすよ。あの看板で指してる上のあの部分。

望遠レンズの持ち合わせはなかったんで、このくらいで失礼します。

厳しい目線で門番をしているようでもあり、穏やかに笑っているようでもあり。角度によって表情を変える不思議な猫さんに見守られて、その先へ進む。

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