欧羅巴幻想曲 II ヴェネツィア、水の都 (24) Ponte dell’Accademia
5 Aug 2019
チキンラーメンを焼きそば風に仕立てる「焼チキン」を夕飯にしてみた。2人分一気に作る場合、だいぶ水を少なめにした方がよさげ。ともあれ、自前で具材増したこともあって食べごたえは充分。夏は熱い汁麺より食べやすいし、また見かけたら買うか。
さてヴェネツィア2日めラスト、まだ行ってなかった名所へ。
観光客からしてみれば、季節に応じた彩りをあちこちで感じられて、これはこれでひとつの楽しみ。
花は景観のみならず、香りとしても記憶に残りやすい。改めてこの花の香りをかいだ旦那さんによると、地元民らしき人とすれ違ったときの匂いとよく似ているらしい。あるいは、このへんを生活圏とする人に花の香りが移ったのかも。
なわけで、S.Toma’ からほぼ対岸はす向かいの S.Angelo に渡った。トラゲットのような使い方もできる各停の1系統。これで大運河は全線ふねで通ったことになると思われる。
徒歩数分で、昨日も来た Campo Santo Stefano に到着。チェックしておいた店に今度こそ行きたい。様子をうかがいに行くと、開店はしているものの、客がいるのは一杯飲み屋(バーカロ)のエリアばかりで、お食事処(トラットリア)側には入れない。思い切ってお店の人に尋ねると「そっちは7時から」。今は18時半。なるほど。じゃ19時になったら来よう。
広場の名の元となった教会がまだいちおう開いていたので、19時前にちょっと拝見。いかにも地元向けの、広いけど静かな空間。もっと早い時刻に来れば別室の絵画を観ることもできたっぽいけど、受付は閉じている。ある意味ホワイティな職場。
細長い広場の南側には、さらに別の教会 Chiesa di San Vidal も。うっかりサスーンさんが脳裏をよぎったのは仕様です。
しかし、ヴェネツィアの教会では「正面だけ石造り、あとは煉瓦などの別建材」な構造をあちこちで見かけたのだが、あれはやっぱり軽量化の一環だろうか。ある時期以降、石材の使用率を減らすようになったという。全部石だと重くて島が沈むから。
でだ。せっかく時間があるので、すぐそこの名所を改めて訪問しておく。
さっき大運河でくぐったアカデミア橋。ほぼ全面が階段でできているあたり「傾斜がゆるい住吉大社」に見えなくもないが、当地の橋はだいたいにおいて階段式。ふねがくぐるために高低差そこそこあるし、綺麗なスロープにすると滑るんやろな。
中央あたりから東を望む。これが「有名お立ち台」ですね。
船上からとは角度が違うので、見え方もちょっと変わる。どちらにせよ、サンマルコと並んでこれもまた「絵に描いたような景色」のひとつ。曇ってるのはご愛嬌。雨さえ降らなきゃいいのです。
北側にはかつての宮殿が数多く並んでいる。博物館や美術館として使われていることが多いようだ。
今思えば、ここで橋を渡りきっておけば、対岸の公衆トイレに行くこともできたのか。そこが閉まる19時を目前にして、結局トイレのためにお宿に戻ることになったので、やはりトイレ情報の把握は大事。
ともあれ、こうして着実に名所を制覇。
まだまだ街の中を歩き回る人も多い中、先程のトラットリアに無事入店。あれもこれもおいしくいただきました。食べている間にどんどん席が埋まっていったので、人気店なんだろうな。
あとは腹ごなしに散歩しつつお宿方向へ。例のスーパーは20時で閉まっていたので、リアルト手前にある DESPAR(もちろんあの SPAR のミニ店舗)で水を仕入れて帰った。明日は、またちょっと違うヴェネツィアを観に行こう。
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