欧羅巴幻想曲 序章 (1) Buon appetito! : il pasti

ふぅ。毎年恒例海外旅、今回も無事に帰ってまいりました。いや、えーと、問題が一部なくはないんだけど、とりあえず人間は2人とも無事。んで今年の旅先はイタリア北部。ミラノとヴェネツィアのハシゴ。一見ベタなチョイスと見せかけて、建物探訪の隙間に路面電車やら高速列車やらバンバンつっこんでいく毎度おなじみのスタイルで周ってきたよ。
じゃ、まずは食べ物の話をまとめて。えらい長くなっちゃったんで、お食事編とおやつ編に分割。

※写真や店データはいずれも2019年6月上旬現在。価格は1点あたり。最新の状況とは異なる場合があります。

もくじ

昼食

Gran Bar

ミラノ / 毎日営業
パニーニ 6€、ジュース 2.5€

Centrale 駅の改札階。駅に着いた時点で昼だったため、とりあえず手っ取り早い軽食。といえばパニーニが大定番。イートインは立ち席のみ。付近にあるテーブル席は別店の注文客専用(座ろうとして係員に止められた)。
この店に限らず一般的に、パニーニを注文すると高確率で温めてくれる。クッカーで挟むので、平たくなって食べやすい。

​Bistrot Milano Centrale

ミラノ / 毎日営業
ピザ 5〜6€、ジュース 2.4€

同じく Centrale 駅の改札階。ミラノ2日め昼と最終日夜に利用。ドゥオーモ付近でランチ難民になり、やむを得ず駅に戻ってきたら思いのほか使いやすい店に当たった。なによりテーブルと椅子がすごく多い。混んでてもわりと着席できる。
ピザ、サンドイッチ、ジュースなど、テイクアウト可能な品はタッチパネル注文可。肉料理など、皿で提供されるイートイン専用メニューはレジの人に注文。いずれも実物を指させばなんとなく注文は通る。焼きリゾットが予想以上にうまかった。

Osteria del Treno

ミラノ / 日曜休 / 公式サイト
ランチパスタ 5.1€、水 2.5€、テーブルチャージ 1.5€

Centrale から地下鉄で1駅、Repubblica 付近。国鉄の社食が前身ということもあってか、ランチタイムは地元民多数、ランチメニューには英語表記すらなし。イタリア語予習ガバガバな当家、前の人と同じものを頼んで切り抜ける。
おそらく「煮込み野菜のリガトーニ」とか「鮭とクリームソースのファルファーレ」とかそんな感じ。前者はやたら日本人の口に合う「だしが効いてる」系。後者はやや塩気強め。

Relax & Caffè

ヴェネツィア / 毎日営業
パニーニ 4.8€、ピザ 3.8€、生オレンジジュース 4€

Santa Lucia 駅構内の貴重なイートイン店(立ち席のみ)。ヴェネツィア初日と最終日に利用。
実物の指さし注文可能なのはピザくらいで、パニーニや飲み物は中央レジで先払い、壁際のカウンターでレシートを提示して受け取る。ただパニーニの注文方法が一見さん殺し。まず実物の棚を観て、値札に併記してある番号を覚えて、それをレジに申告。なんとなく察したからいいけど、説明文貼っといてもいいんじゃないすかね。
あと飲み物コーナー、ジュース担当とコーヒー担当がいる。担当外の注文は聞いてくれないので注意だ。

Farini

ヴェネツィア / 毎日営業 / 公式サイト
パニーニ 6€、クロワッサンサンド 3.5€、カフェラテ 2€、ジュース 3€

リアルト橋からちょっと東、Campo San Lio の角。「運河に面した飲食店はぼったくりが多い」説をふまえて、路地を探索中に通りかかった、一見すると何屋かわからん店。BGM がズンドコしてたのでたぶん若者向け。
パニーニもいいけどクロワッサンサンドも軽くていいね。当地のクロワッサンはでかいのでサンドに向いている。

夕食

Sapori&Dintorni

ミラノ / 毎日営業

Centrale 駅地下、イタリア最大手スーパー Conad チェーンの都市部向け店舗。飲食店を探す気力がないからテイクアウトで仕入れて自室でいただく、初日いつものパターン。さいころチーズは余ったので、後日プロセッコのつまみとした。

​Obicà Mozzarella Bar

ミラノ / 毎日営業 / 公式サイト
パスタ 11.5〜12€、プロセッコ 7€、スムージー 5€、水 2€、テーブルチャージ 2€

Centrale 駅の1階(改札階より1つ上)。21時頃とやや遅めの訪問だったためジュースが売り切れまくっていたが、お食事はきちんとおいしくいただけた。ホースかと思うような極太リガトーニには度肝を抜かれつつ。鉄ヲタ的に特筆すべきは、ごらんの通りのトレインビュー。高速列車から近郊車まで観ごたえあり。
ちなみになぜか日本支店があり、なんと梅田にも(ハービス)。本場で食べちゃったからなぁ…。

Pizzeria Porta Garibaldi

ミラノ / 毎日営業 / 公式サイト
リゾット 9€、ピザ 9€、ビール 5€、ジュース 2.5€、テーブルチャージ 2€

Porta Garibaldi 駅南、Corso Como エリア。明るいうちからやってるハッピーアワーの飲み屋が多い中、店探しに疲れたところで客の入りがいいところへふらり。アスパラとイカのリゾットはともかく、旦那さん注文のピザがとてつもなく分厚くて仰天(当店名物らしい)。味はうまいのよ。ただ量が当家には多いだけで。

Ostaria a La Campana

ヴェネツィア / 日曜休 / 公式サイト
パスタ 16.5€、ピザ 10€、プロセッコ 6€、リモンチェッロ 4.5€、テーブルチャージ 2€

リアルト橋からサンマルコに南下する途中、Campo San Luca の1ブロック北東側。ほぼ通りすがりの第一印象で決めたが、これが大当たり。エビのタリオリーニは「この旅で一番うまかった」と旦那さん絶賛。薄めの生地が香ばしいピザもよし。
酒飲む前提がイタリア標準なのか、ソフトドリンクは少なめ。弱い人は飲むにしてもプロセッコくらいにしておきましょう。

Trattoria Da Fiore

ヴェネツィア / 火曜休 / 公式サイト
パスタ 32€、つまみ盛り合わせ 28€、プロセッコ 12€、水6€、テーブルチャージ 3€

サンマルコ地区西側、Campo Santo Stefano の北端からすぐ。初日は定休日を知らずに行ってしまい、翌日(水曜)リトライ。併設のバーカロ(一杯飲み屋)は昼間っから営業、トラットリア側の19時開店まで近くの広場などで待った。
旅行者がそこそこカジュアルな格好で行っても快く迎えてくれるが、結構ちゃんとした店であることにプロセッコ試飲で気づく。カニとトマトのタリオリーニは奮発した甲斐あった。バーカロメニューと思われる、魚介つまみ盛り合わせもナイス。

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