欧羅巴幻想曲 II ヴェネツィア、水の都 (5) Piazza San Marco : 1

ついにアレが来た。この時期恒例、年貢(国保)の定例取り立て状。去年前半までバリバリ稼いでたから、その名残でガツンと取られる。のはわかってたんだけど、改めて請求額観るとげんなりするねぇ。とりあえず明日さっさと全納しますわ。はぁ。
さてヴェネツィア初日、早々に鉄板の観光名所へお立ち寄り。

西回り路線でサンマルコ広場の最寄りに相当するのは、広場より少しばかり東、San Zaccaria という船着き場。の中でもいちばん広場から遠い、終点用の「おりば」に到着した。ひとまず船旅はここまで。えっ、リアルト橋に行くんじゃないのかって? お宿の場所がリアルトとサンマルコのちょうど中間くらいに当たるので、西回りに乗ると決めた時点で作戦変更したんですわ。

広場へ向かう人の流れを当て込んでか、みやげ物の屋台がひしめきあっている。ユニフォーム風の服があるあたり、さすがサッカー王国。しましまシャツが散見されるのは、ゴンドラおにいさんのなりきりグッズですかね。

欧州あるある「そのへんにすぐ銅像」。誰かと思ったら Vittorio Emanuele II さん…あぁ、ミラノのガレリアの御方でしたか。これはこれは。

ともかく、まずは広場へ向かって西へ進みつつ、ところどころ水路を橋で越す。

ダニエリの脇には専用の船着き場。を見物するために水上にて列をなすのは、いうまでもなく当地の名物アトラクション、ゴンドラのみなさん。

牢獄への通路として作られた、著名な「ため息橋」もゴンドラの定番コース。陸上を歩く人にも定番の写真スポット。
当家はゴンドラに乗ることなく滞在を終えたが、おそらく理由はふたつ。まず結構なお値段すること(値切り交渉とか苦手やし)。そして、いざ乗客になると格好の被写体としてバンバン撮られる。自分が撮る側だったから間違いない。

と、途中で立ち止まりつつ歩いても数分で広場付近までやってきた。

3層に分かれたドゥカーレ宮殿。かつてヴェネツィアが単独の国であった頃の、中央政府の建物。各フロアで外観のテイストがちょっとずつ異なるのがおもしろい。その角を曲がれば広場はすぐ。

手前にそびえる鐘楼。高いところ攻略班な当家、日を改めて上層まで行くつもりなので、そのへんはまた後日。そしてその背後に、文字通りひろーい空間が待ち受けている。

三方を長い建物に囲まれた広場。もちろん大昔にも来ているけど、しつこいようだが天気いいだけで見違えるね。

東面には広場の名の元となったサンマルコ寺院。大勢の人が入場列を作っている。とにかく混んでいるのと、入ったところで写真が撮れないので、当家はこれまた華麗にスルー。

ヴェネツィアでは通常、広場のことを Piazza ではなく Campo と呼ぶらしい。が、ここだけは特別に Piazza。他国まで含めても、これまで訪れた広場とはなんとなく格の違いが漂う。

よって、広場に面した飲食店様にも格の違いがくっきり。かの有名なカフェ Florian、お値段も別格なので、庶民はコスパ重視で眺めるのみとしておく。

まあそれはさておき、お宿へのルートを確認するという本来の目的に戻ろう。

広場の北面から外へ抜けると、ちょうど目の前にゴンドラのりば。おそらく大昔の自分も、他のツアー客とともにここから乗り込んだと思われる。

ゴンドラ乗り待ちの列をすりぬけて、水路沿いの道をさらに北へ。もうちょいで建物が見えるはず。

Like
Share

公開から30日以上経過した記事のコメントは締め切っております。あしからず。