欧羅巴幻想曲 I ミラノ、商業の都 (4) Stazione di Milano Centrale : 2

お役御免となった先代キャリーカートとお別れ。粗大ゴミ用の券(自治体が発行しているもの)をコンビニで買ってきて、カートに貼り付けて、集積場に置いてきた。これまでの旅の写真にちらほら写り込んでいるのを観て、そのうち懐かしむんだろうな。
さてミラノの中央駅、車両だけじゃなくて建物のお話も。

美しく巨大な屋根(前回参照)のもと、ホーム以外に人が行き交うエリアもまた大きな空間。

滞在中、改札内には4回、改札外(駅舎内)を含めれば何度となく来たが、朝昼夕と時間帯を問わず利用者が多い。

大屋根の断面には迫力の壁。すごく Frecciarossa 推しなラッピングやら、でかいサイネージやら、現代要素はありつつ、改札が設けられたゲート部分の石造りから「ただものでない感」が滲み出ている。

改札階の1つ上、関西風に言うと阪急梅田のカフェと同じポジションに、カフェやらラウンジやら。後日トレインビューした Obicà がこの奥。

そろそろおなかすいたし、昼食にしよう。改札外をざっと観て、はしっこの店で軽食。
ところで当駅、フロアの説明が大変めんどくさい。なんせ駅公式サイトですら階数表示が不統一。ショップガイドでは「-1/0/0M/1/2」、フロアマップだと「地下/地上/中間/ホーム/1階」。なんじゃそら(特に「2階」と「1階」)。とりあえず、これまで書いてきた「改札階」=ホーム階だよ。以降はフロアマップ準拠で。

鉄骨の印象が強かった改札内から表情が一変、ホーム階のコンコースは全面石造り。乗車前、改札ゲート(いちおう指定あり)や発車ホームが決まるまで待つエリアとして、使われているようだ。天窓からの採光は駅の至るところで取り入れられている。

それより、なんでこの駅こんな重厚なんすか。到着時から概ね「すごい」「でかい」「ヤバい」程度しか言ってない当家。これが語彙力の低下というものか。

では下層階へ向かおう。エレベーターやエスカレーターもなくはないが、経路が限られるので、正面に出るだけなら階段の方が早い。と、ファイト一発でカートを持ち上げる旦那さん。

あ、これが初出かな。真正面の扉上でドヤ顏決めてる水着おねえさん。どうやら当地ではとっても著名な水着&靴下のブランドらしく、当駅以外でもあっちこっちに広告出しまくり。バカンス直前商戦か。

正面階段は4ヶ所に分かれており、両サイドのものは中間階をスルーしてまっすぐ地上階へ向かう構造。

せっかくなので、中央の階段があるエントランスホールへ。いやはや。もはや宮殿。この建物だけで観光名所になるレベル。そしてもれなくついてくる水着おねえさん。

さらに扉をもう1つ抜けると、ようやく屋外と直接つながるエリアに出る。Galleria delle Carrozze という名称があるようなので、かつて馬車の乗降場だったのだろうか。しかし、改札と外の間にこんなにいくつも空間が用意されているとなると、列車に乗る際は時間の余裕を充分とるべきであることは自明っすね。
合わせて興味深いのは、もともとある区画以外に店を作る場合、なにもない場所へ屋台状に作ってあること。駅ナカカフェの階もいかにも後付けだったし、現代的な店は極力オリジナルの建物構造をいじらない形で出すのが、当駅のポリシーなのだろう。

たびたび立ち止まったこともあり、10数分かけてやっと外観を拝む。

語彙力はなかなか帰ってこない。

1931年の落成から90年弱。堂々たるたたずまいに、到着早々圧倒されたのであった。

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