欧羅巴幻想曲 終章 (3) Aeroporti di Milano Malpensa, Finnair AY1752

甲子園が終わったくらいから、なんとなく気温の変化を感じる。朝から圧がすごかった蝉大合唱のボリュームが明らかに下がり、夜は扇風機がいらない日も。ただ、真っ昼間がまだ暑いんだよなぁ。午後にお気軽散歩へ出られるまではもうちょっと。
さてイタリア旅からの帰路、まずは1フライトめ。

こうして、いちおう無事にマルペンサ空港入り。とにもかくにもカウンターに向かう。チェックインはあらかじめオンラインで済ませておいたので、荷物預けが目的。

ずっしり。関空出るときは14kgだったから1.5倍。着用した衣類が多少重くなったとしても、5〜6kgはおみやってことか。当初はリモンチェッロを手持ち荷物に入れていたんだが、そういや機内持ち込みの液体容量オーバーなのでは?という可能性に思い当たり、朝起きてすぐカートへ移した。カートを投げられてもいいように(海外ではわりとある)着終わった服で巻き、ガムテでぐるぐる。ガムテ便利やな。今度から旅行用品に含めるか。
なお、復路もガムテ補修で乗り切ったカートは当然お役御免、翌週買い替えとなった。

さっそくゲート通過しようと歩いていくと、その手前で足が止まる。

一面の大きな窓から、駐機スポット見放題。自分が写り込むのはしょうがない。

日本でよく見かけるキャリアもあれば、今この場で初めて存在を知ったような会社もちらほら。見るからにスイスとわかる Helvetic に、スペインにあるらしい Vueling、いずれも LCC。毎度この手の発見があるのは海外空港の楽しいところ。

その先で保安検査。ゲートは、他の空港であまり観たことのないパターンで分けられていた。行き先が「アメリカ&イスラエル」と「その他」。列は長かったが、20分ほどで通過できた。出国で混むとよく言われるのは、おそらくこの空港で EU から出る場合の話なのだろう。

おみやの仕入れ万全な当家、免税店を華麗にスルー。搭乗まであと1時間くらいはあるけど、慣れない空港では早め早めの行動が大事。搭乗エリアに入る手前で、ランチ用に軽食を仕入れておく。

着いたのはターミナル1の南端にある、サテライト A と呼ばれるエリア。シェンゲン圏内のフライトが集められている。で、うちが使う搭乗ゲートはというと。

…ん? もうボーディングやってる? でも柵の中の人が捌けている様子がまるでない。なんだこりゃ。
目の前まで来ておいて乗り遅れてはあほくさいので、我々もゲートを通る。結論としては、来た人全員とりあえずチケットスキャンして柵内に入れるだけ入れといて、20分くらい前にようやく機内開放。例えば遅刻候補の早期発見とか、なんか理由があるんやろ。知らんけど。

ちょうど同じ頃にゲート通過した人の中に、日本人とイタリア人らしきおじさんコンビがいた。上写真でテンガロンハットを決めた方である。待機中、このおじさんがびっくりするほど日本語ペラペラで目をみはったが、あの感じだと日本に住んで仕事してるのかも。乗り継ぎも同じ便やったし。
彼らだけでなく、すでにこの時点で日本人の割合が目に見えて高かった。フィンさんがそれだけ使われてるってことか。

そんな乗客たちを一気に飲み込む AY1752。機材はまたしても往路 AY1751 とまったく同じ。前も似たようなことあったな。

なんだかんだでおなかがすいて、安定航行に入って早々ランチタイムを開催する。

さっきサテライトの手前で寄ったのは、Centrale でもお世話になった ​Obicà の支店。レストランで名物のモッツァレラは、軽食バータイプのメニューでも健在。パニーニ納め、おいしゅうございました。

航路は順調。今回は遅れることもなく、スムーズにヘルシンキまで進んだ。

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