欧羅巴幻想曲 終章 (4) Finnair AY77

車検の時期が近づいてきて、ディーラーからおしらせの葉書が。たぶん空いてる平日に予約することになると思うけど、葉書をよく観たら、オプション作業とか曜日指定とかに漂う「女性のお客様歓迎」の雰囲気。お得と喜ぶべきなんですかねここは。
なわけで長らくお送りしましたイタリア旅ラスト。次回おまけあり。

毎度おなじみヘルシンキの EU 出国ゲート。過去利用時に自動ゲートの列が長すぎて閉口したので、あえて有人窓口に並ぶ。進み具合は自動側よりなんとなく早いくらいだが、精度の悪い機械に詰まる人で滞ることがないから気楽って利点の方が大きそう。

手続きを済ませて搭乗エリアへ。うん、ほぼ日本。もはや北海道の飛び地くらいの感覚。4往復めの利用ともなれば、たいていの構内図は頭に入っているから気楽なもんだ。

と言いつつ、今回の搭乗口は新設エリア。2年前なかった南西側が供用開始されているのは、往路で確認済。

搭乗開始まで1時間以上、さすがに誰もいない。カフェでひまつぶししようにも、パニーニが見た目以上に満腹感高く、恒例のシナモンロールにも手が出ず。おとなしく搭乗口前のベンチで待つ。

空港内はなおも工事中。幕の文言通りだとすると、来年で一区切りか。

付近は騒然としていた。正確に言うと、そこへ向かってやってくる人々が。
別の空港から来る便が盛大に遅延。隣の53番ゲートは香港便で、遅れた便から香港へ乗り継ぐお客様が相当数いらしたようだ。名指しで急かす内容の定番アナウンスはなく、そのかわりに背後から大慌てで駆けてくる足音が多発。結局、乗り継ぎ対象者をみんな待って香港便も遅れた模様。おつかれさまです。

ところで、さっき窓口から搭乗機材がよく見えなかったんすけど、実際どこですかね。

あ、いた。OH-LWA、所定割り当て通り A350。
ってちょっと待て。ブリッジは通例に従い左側に接続。この機材が一番近くにいるから、アレに乗ることは間違いない。もしかして、実際乗るときにだいぶ遠回りするのでは。

予想は大当たり。窓越しに見えている奥の建物が、機材写真を撮った地点。そこから建物に沿って回りこみ、エスカレーターを降り、さらに通路を歩いて、ようやくこのへんでブリッジの入口付近。いろいろ都合があっての設計なんだろうけど、遠いな。

ともかく、あとは乗って帰るのみ。復路だけ奮発して事前にエココンをとっておいた。

前席に、ミラノから一緒のテンガロンハットおじさん。彼のコミュ力は半端なかった。隣や前列などに声をかけまくり、座席シャッフル大会を自ら開催。彼と日本おじさん、さらには付近の女子グループなど、全員まとめて隣どうしで座れるように采配を振るっていた。やっぱ国を跨いでビジネスしてる人は胆力が違うな。
出発を待つ間に、最初しか観られないウェルカム映像を久々にガン見。

以前書いた「魔法を使うチーフパーサーのおねえさん」とはこの方。手の上で粉雪を吹くと別の物が出てくる、ひと振りで毛布をたたむなど謎技多数。リアリティをぶん投げて北欧イメージに振り切った演出は、見慣れた今でもじわじわくる。

窓際から離れた席で、やることは食事と睡眠でほぼすべて。

夕食朝食問わず、もれなく炭水化物が3種ついてくるのも毎度おなじみ。ポテトとパンは必須らしい。

エココン特典の1時間限定ネット接続も使ってみたけど、いったん開始したらカウント止められない仕様。課金するほど使わないし、食事と空撮の実況用かな。

こうしてほぼ定刻でのフライトを終え、今年の海外旅も無事完了。

スーパー仕入れのおみやはどれも大変おいしゅうございまして爆速で消費、パスタ(タリオリーニ代理のリングイネ)だけ大事に食べている。ガイドブックも両方しっかりお世話になりました。

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