欧羅巴幻想曲 II ヴェネツィア、水の都 (3) Linea 2 del vaporetto : 1

春に続いてまた選挙。駅前散歩ついでに、有権者の務めを事前にきっちり果たしてきた。きたんだが、ここに越して以来もっとも投票先に困った回だったかもしれん。3年前の方がまだよかった。2枚めに書く方をすんなり決められただけよしとするか。
さてヴェネツィア初日、プチと言いつつ40分に及ぶ船旅へ。

ヴァポレットと呼ばれるふねにもいくつか種類があり、ざっくり分けて大型と小型の2種。座席の大半は室内で、大型なら屋外席が先頭部にある場合もあり、あと最後尾にもある。そこが空いていたので、日焼け覚悟で陣取った。

桟橋はもはや駐車場感覚でそこらじゅうに設置してある。小ぶりな茶色いふねはタクシー。

小型とすれ違った。アレにも後日乗ることになる。

業務用車のポジションも全部ふね。旅客を扱わないこともあってか、ずらりぶら下げたタイヤが操縦のざっくり感を物語る。

ローマ広場を過ぎると、時折「外海」と接するコースに入る。

さっき渡ってきた、ながーい橋。鉄道と車道が並行して走っている。

さらに進むと、島の西端にまとめて設けられた、駐車場のあるエリアにさしかかる。と、頭上に魚の骨のような不思議な構造物が。もしかして、コレがアレですか。

2010 年にできた、駐車場からローマ広場までを結ぶ乗り物。People Mover という直球な名前がつけられている。世界遺産とは関係ない地区に作られたこともあり、観ての通りめっちゃ現代的ビジュアル。車両の外見はモノレールか新交通な風味だが、仕組み上はまさかのケーブルカー。

いちおう「動いてるところ」が観れたからよしとしよう。わざわざ乗るもんでもなし。

もとから駐車スペースとして作られたらしい人工島 Tronchetto。おそらく、自分が大昔訪問したときにもここを使ったのだろう。はっきりした記憶はないけど、構造と周囲の景色からなんとなく。当時はパックツアーだったから、細かいこと全部おまかせした結果、覚えてないことがたくさん。今回はそれを上書きする形になりそうだ。

あんな立派な建物が当時からあったかも定かでない。が、多分このへんにバスで着き、小さなふねに乗り込んでサンマルコへ向かっているはず。
ACTV のりばと違うところに停まっている、別のふね。アレも滞在中よく見かけた。Alilaguna といって、別会社が運営する特急のようなもの。初見でうっかり目が滑って「あらいぐま」と読んでしまったのは秘密。

ACTV がやっているフェリーもある。前後に同じようなスロープがついた不思議な形状。

Tronchetto と本島の間にもうひとつ、大型客船向けの船着き場がある。夏などはクルーズ船が多く立ち寄るようだ。

おや、なにかいますね。そういやつい最近このへんで、大型船がもっと小さい遊覧船にぶつかっちゃった事故あったなぁ。ミラノのテレビかスマホのニュースで観た気がする。まさか当該だったりして…

ってビンゴかい! 当家が来るほんの2日前、やっちゃったまさにその船 MSC OPERA。修繕を経てこの10日くらい後には出航していったそうだが、気をつけてねー。まじで。

ぶつかられた遊覧船も付近に停まっていた。うん、明らかに損傷してますな。人的被害がけがで済んだのは不幸中の幸い。

航路のあちこちには、通行の目印となる灯火が丸太で支えられて立っている。どちらさまもご安全に。

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