余暇は六甲にあり (1) 登山の通学路

お天気いまいち。今日は午後から大阪市内であれこれ観て歩く予定。え、選挙? 先週末とっくに投票終えてますがなにか。毎回こうだから、直前に「最後のお願い」とか回ってきても応じようがないんですよねー。
さて続いての在庫処分は5月中旬、1日かけて行楽してきた話。

阪急には「六甲・まやレジャーきっぷ」というセット券が存在する。

六甲方面の山の上の交通機関にいろいろ(バスは一部区間乗り放題)乗れて、山のふもとに向かうバスも往復相当乗れて、そのバスが出る阪急の駅(六甲か三宮)までの往復券もついてくる。こういう形状だったのは予想外だが、磁気カード1枚作るよりこの方が安いんやろな。
今回はコレを使って山の上をめぐる計画。絶対時間かかるんで、始動は早めに。

てことで、まず六甲駅到着。…はて、改札は2階じゃなかったはずだが。つーか綺麗すぎ。しばらく考えて、上り線東端1階の改札をつぶして橋上改札を作り直した、という結論に達した。そりゃ記憶と違うはずだ。

跨線橋そのものと、一見外から見える景色は、脳裏にあるものとほとんど変わっていない。

まあ、早い話、ここはかつて通学に使った駅でして。市外に越してからは JR に切り替えたが、入学からの半年間、神戸市内でひとり暮らししていた頃は、基本的に阪急使いだった。駅を出たらまず線路の南に渡り、バス停に並ぶ。

ってこんなにおるんかい!
この日は土曜。学生さんもちらほらいるものの、圧倒多数は明らかにそうじゃない人々。かつて大学への足としか思ってなかったバス路線は、そもそも行き先が「六甲ケーブル下」。むしろコレこそが土日の本来の姿なのか。

阪神や JR でしっかり客を拾った16系統は、現れた時点でみっちり超満員。すぐ後から来た増発便すら満員。しばらく待つと、なにやら見慣れない系統番号のものがやってきた。

106? そんなんありましたっけ。レジャーきっぷでは利用対象に書かれてないが、行き先は同じ。とりあえず乗り込んで運転手さんに確認。利用可能だった。4月にできたばかりの系統で、大学手前でちょっとルートが違うだけの、16の支流みたいなもんらしい。

確かにバスは、かつて通ったキャンパスの前を経由した。やっぱり記憶と見た目が違うけど、耐震補強でもしたのだろう。

10分少々で終点に到着。

一度も来たことのなかった六甲ケーブル。在学中はキャンパスより上に用事なかったもんなぁ。

ロッジを思わせる駅舎の中には、クラシカルな塗装の車両が待機中。ある程度バスに合わせたダイヤなのか、すぐにでも出発しそうだったので、さっさと乗り込む。

そこそこの乗車率。筒抜けの窓から新緑の香りを存分に味わう。

ケーブルカーといえば中間地点での離合。あちらもレトロ風だった。今乗ってる方が「クラシックタイプ」で、あっちが「レトロタイプ」らしいよ。まぎらわしい。

ともかく、これまた10分ほどで山上駅。ちらりと神戸を眼下に望みつつ、さらにバスへ乗り継ぐ。

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