余暇は六甲にあり (2) 繚乱の植物園・1
10 Jul 2016
昨日昼以降、揚げ物やカレーも含めてちょっと食べ過ぎ気味の食事が続いたせいか、なんか胃腸が重い。あっさりしたものばかりじゃ体力続かないといっても、そもそも量が過剰なのはいけませんな。主に年齢的な意味で。
さて山の上散策、まずはナチュラルな方面から。
六甲高山植物園。何があるかは名称がほぼすべてを語ってくれている。レジャーきっぷ呈示でちょっとだけ入園料割引が効く施設でもあり、もちろん権利行使。
入口からまず一気に斜面沿いの順路を下る。
その途中にあった不思議な花。餅のような物体が飛び出ているが、その名もズバリ、ユキモチソウ。うん、餅だわ。
しばらく行った先で、看板につられて温室に入る。これは通称「ヒマラヤの青いケシ」と呼ばれる珍しいもので、見頃はもっと後だったっぽいけどいくつかはこうして咲いていた。
あちらこちらでいろんな花が開いているのを横目に、ぶらぶら前進。
続いて、シーズン真っ盛りを迎えている花のエリアに入る。
湿地に群生するように植えられているのはクリンソウ。花の邪魔をせず歩けるように、渡り板が設置されているので、その上を歩きながらの鑑賞。
植物ファンに人気があるようで、熱心にカメラを構える人をもっとも多く見かけたのもこの場所。開園すぐでなかったらもっと人であふれていたかも。我々が真っ先に植物園へ来たのも、朝早い年配の人々が張り切って押し寄せそうな気がしたからだった。
しかしですね、ご覧の通り花がとてもちっちゃいんで、それなりの望遠装備はあった方が幸せ。
その先には小山あり小川あり。
小山にまとめられているシャクナゲ。すでに盛りは過ぎかけていたものの、まだまだ楽しめる木もあり。
小川沿いでささやかに咲いていたエンコウソウ。とても小さい割に、付近には大きな看板が。なにかと思ったら、なんと昭和天皇がこちらへ御行幸の際、この花がとてもお気に入りになって、後日株分けしたという。他にも皇室ゆかりのアイテムを後ほど見かけることになる。
同じく川付近には、複数種の食虫植物も。ふつうは植物に対して積極的なイメージを持つことはないけど、この仲間だけは特別やね。進化の方向性にすごく知恵を感じる。
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