遅れてきた避暑地 (11) 南北を繋ぐ

週末はちょっとアウトレットへ。なんもない時に使わない駐車場が使われるくらいには車来てた。まあそりゃセールやるんだったらその時期に行きたいのが人情ってもんで、実際自分も狙って行ってるわけで。買いたいものは買えたのでよし。
さて9月北海道旅、札幌はここからが本題。

丘珠を出て、改めて札幌の中心部へ。お宿に入ってひと息入れて、暗くなる前に出動。やっておきたいことがある。

最寄りの電停・中央区役所前から、東回りの電車に乗り込む。実に10年ぶりの札幌、環状運転のモノに乗るのは初めて。つまり、

まだだったんですよ。最後の訪問からわずか1年後に達成された延伸部分、西4丁目〜すすきの。これで再び「札幌市電全線乗った状態」を取り戻すことができた。いえーい。

て、さすがにそれだけで終わるわけもなく。延伸に伴って数々の変化が生じていた。

そう、ここはすすきの。長らく交差点の名物となっているニッカ看板の前に線路が通った。ので、

電停との位置関係上これまでは撮れなかった「ニッカと電車の構図」が実現。

ニッカ自体が南東角なので日照条件は限られるものの、実に札幌らしい絵やね。ただし周辺は観光客だらけ、かわす技は必要そう。

ところで、路線以外にも新しいものがもうひとつ。1100 形、通称シリウス。連接車のポラリス(A1200 形)の製造が間に合わないってんで投入された単車。18年デビューなので、当然我々にとっては初対面となる。

では、延伸区間を徒歩で回って新たな構図を見つけにいこう。

ちょうど中間地点あたりまでやってきた。この区間だけはサイドリザベーションが採用されている。

新規に作られた電停、狸小路。新設分の上屋はみな共通で、曲線使いの丈夫そうな造り。

壁は外側に2枚、内側に1枚。歩道側の壁が駅名標を兼ねている。

外回り側に、見たことのないビル。再開発で建てられ、つい昨年オープンしたばかりの moyuk SAPPORO。モユク=たぬき。なるほど。

水族館なども入っているらしい。電停が目の前ってのは便利でいいことだ。

アーケードをつなぐ横断歩道は、信号が変わるたびにどっと人が行き交う。さすがは札幌屈指の商店街。

そして電車も結構な頻度で行き交う。なんせ月曜の夕方、そろそろ帰宅ラッシュの時間だ。

さらに歩を進めて、西4丁目付近を観察…いやちょっと待て。

白いブラックサンダー号が通りかかったので撮っておく。「白いブラック」につっこんだら負けか。

改めて交差点へ。西4の場合、内回り電停は駅前通りへ移設、外回りは従来の位置でリフォームして使われている。

この機に片方だけでもサイドリザベーション対応したかったのだろうし、カーブの半径の都合もありそうだ。

内回り電停の構造は狸小路と同様。あ、やっぱりここから乗る人が多いぞ。お仕事おつかれさまでした。

ここでも新たな構図を試す。三越が近すぎて入り切らないのはさておき。

あちらにはパルコ。この3日間、釧路帯広と流れてきたからか、札幌の大都会感がすごい。

いずれにせよ、カーブは車かぶりもなく(信号が調整されている)撮りやすいということはわかった。

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