遅れてきた避暑地 (10) 大空を翔ぶ

ちょっと用事で梅田へ。だいたいどこの商業施設もクリスマスになってた。11月になってもう数日経ってるからそんな気はしてたけど、案の定だよ。電飾の類も始まってるようだし、もうちょいしたら夜の散歩にでも行きますかね。
さて9月北海道はようやく札幌にやってまいりました。

郊外を出て高速に乗り直し、札幌市内へ。といっても市街地には向かわず、そのまま北部まで。初訪問スポットにやってきた。

丘珠空港。札幌訪問歴は何度かあるけど、車がないとちょっと来にくいのよねー。過去回全部冬やったし(市電に全振り)。

これまで訪問した「地方のちっちゃめ空港」でいうと、天草よりは確実に大きい。静岡くらいかな。

札幌なんでミクさんもいらっしゃいます。ラッピング機は今やってないけど。

何はともあれ、まずデッキに出てみる。

おーいるいる。って FDA が来るんか。夏限定らしいけど、意外なところで会うことが多い。

ここでの最大勢力は JAL 系の HAC(北海道エアシステム)。いやちょっと待て。今まさに離陸しようとしてるやつ、なんか模様ついとるやんけ。あとで調べたら北海道イメージの特別塗装だそうで。じっくり観たかったなー。

持ち機材は全部で4機、駐機中のものにはエコなロゴつき。

地上をよく観ると、そんなところに足跡。本物は来ないに越したことはないが、こういう遊び心はいいものだ。

と、そこへ到着機が入ってきた。いやちょっと待て(2回め)。

HAC にワンワールド塗装がいるのを今この場で知ったんですけど。いるのか。そうか。20年に加盟したとのこと。

天草と同じ ATR 42。大型機と比べると非常に小回りが効くため、そこに描いてある線とほぼ同様にくるんと器用に曲がれる。

最後にきゅっと曲がって停止。お見事です。

他にも、デッキ正面から遠い位置にちらほら駐機中。

あれは報道のヘリかな。付近には訓練に使えそうな小型機も数機停まっていた。

そうこうするうちに、そろそろ FDA さんの出発タイム。

建物の後ろにぽこっと出てるのがモエレ山かな、と旦那さん。あそこから観るのはちょっと距離がありすぎそうね。

というより、空港外から観るならもっといい場所がある。

滑走路端のすぐ外側、伊丹でいう千里川と同じ位置に緑地が設けられている。伊丹ではまず考えられないひろびろ芝生が心地よい。

ターミナルを出てタキシングから離陸するまでの様子を眺めるなら、こちらの方が柵もない同然で悠々と楽しめる。

余談だが、滑走路の向きも伊丹と一緒。

そして離陸待機位置のすぐ奥には、いかにも北海道っぽい(本州民の勝手な期待)牧草ロールが無数に転がっている。

ちょうど15時。2機の出発時刻が続いているタイミングだった。

先に動いたのはワンワールドの JA13HC。小型機の面々に見送られて滑走路へと向かう。

沖には無数の風車。石狩湾にも風力発電所があることを、この景色で知る。

滑走路に入ると、これまたその場で器用にターンして離陸。

FDA と入れ替わりで飛来していた2号機が後に続いた。曲がりなりにも HAC 所有全機を観れたので、効率はよかったのかもしれん。じゃ、そろそろ今日のお宿に向かうとしますか。

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