新しい街をつくろう (6) 曲線で渡る

用事ついでに梅田でチョコの催事をのぞく。今年も不思議なフレーバーや観たことない製品があれこれあって、ついつい手が伸びる。さっそく晩酌枠にていくつか賞味。当家的には、普段売ってないものを発見するのがあの催事の醍醐味なのだよ。
さてライトライン沿線めぐり、少しずつ駅方向に引き返しながら。

次に降りたのは、鬼怒川を渡ってちょっと行ったあたり。

ちょうど上下線が離合する地点でもあった。

平石という電停。時間帯によっては(おもに夕方以降)ここで折り返す電車があるようだ。

ということもあってか、路線内でも数少ない2面4線の島式ホーム。もはや電停というより駅の規模である。

ただし、一帯はいたってのどかな景色が広がっており、すずめさんが大挙して休憩できるくらいの空気感。

駅前は実に広々としている。さすがにここで開発完了というつもりはないらしく、北側に公園を作る計画があるとかないとか。

そんな平石に重要施設がひとつ。

本社の建物。もちろん中に入れるわけではなく、柵の外からそっと拝見するのみ。

この南側(上写真でいう右方向)には車庫が広がっており、今年に入ってからは一般人向けの見学会も催されるようになったそうで(有料かつ抽選)。

で、すぐ電停に戻ってきた。例の看板リサイクルに気づいたのは、ここの掲示物がきっかけ。どう観ても「試運転スタート」っすね。

この構内踏切の西側は、ちょっとばかり特徴的な線形となっている。

逆 S 字カーブを描きながら登り、その先で車道の中央へ着地。宇都宮駅から東へ進む大通りが相手なんで、車の流れを妨げないよう工夫したのだろう。結果、さっき観てきた芳賀の谷ほどではないけどそれなりの勾配(40‰)が発生。

と、そこへ下り電車がやってきた。

スムーズに降りてくる様子は平地とそう変わりなく。

そしてここでも上り電車とすれ違い。

後ろ姿を追うと、カーブを通過しながら難なくスイスイと坂を登っていく。

あとで路線全体の図面を確認したら、随所にぼちぼちのカーブと勾配が点在している。そもそもそういう環境で走れる性能を有する車両が求められていたわけで、そりゃこんな坂も登れるわ。

見どころも堪能したし、そろそろホームに戻って次の電車を待つとしよう。

おや、ここはレールの形状が違うな。場所によって使い分けてるんかな。

構内踏切ゆえに線路への敷居は低い。

待っている間に、この時点まで気づかなかった点をひとつ発見。

のりばの進行方向に応じて、路線図の上下が入れ替えられている。忠実な地図もそれはそれで必要として、直感的にわかる表示が併用されているのはありがたいね。

数分後、改めて上り電車に乗り込む。

混んでいたので最後尾に立ってみた。長い編成で安全管理を効率よくこなせるよう、車内車外ともにモニターが複数。

立体交差を駆け上がる様子を車内からも鑑賞しつつ、さらに駅寄りへと戻っていく。

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