さくらさくら ’21 阪堺編 (1)

いわゆる不要不急なんちゃらのため、必要な買い物程度の外出。で、帰宅後に実家へ電話。父携帯のあいぽん化によって、ついに「実家とのテレビ電話」が実現したよ。久々に両親の顔が観れたし、こっちも顔出せたし。ぼちぼち元気そうでよかった。
さて3月下旬の花見、ここからは方向性を変えて。

そもそもの目的が住吉さんではなく電車にあるだろうことは、当家の場合説明するまでもないかと。これも2年ぶりとなる阪堺電車。天王寺で1日乗車券を買い、カメラを取り出し、次の電車を待つ。おや?

これは暑くない季節しか出会えない 161 形じゃないですか。そしてもうひとつのポイントは外観。

まさかの筑豊電鉄コラボ。プレスリリースによると「近くに世界遺産がある」「リトルダンサーを持っている」などの共通点から相乗り PR をやってるとこらしい。昨秋から特別塗装で走っており、3年くらい(おそらく次の検査まで)続けるようだ。
筑豊電鉄は西鉄グループ。かつて直通運転していた相手が、ずいぶん前に廃止された北九州線(路面電車)。そっちには小中学生の頃お世話になったので、この色がたいへん懐かしい元市民。そういや当時もこれが非冷房車の色やったな。

一方、内装のガチレトロさは本来の姿のまま。クッションのいい椅子に昭和の薄緑。

昭和3年て何年よ(西暦)。えーと、あと7年で1世紀経つんか。長持ちやなぁ。

しばらく車窓を眺めながら南下。住吉さんで降り、おまいりを終えた後、ロケハンで唯一と言ってもいい候補地に挙がった電停まで引き返した。姫松のひとつ天王寺側、北畠。初めて降りたわ。

電停から姫松側へ、歩いてそう遠くないところに公園がある。晴明丘中央公園。かの有名な陰陽師ゆかりの神社が近くにあるようだ。そんな公園の北西側、道路沿い一面に桜が並ぶ。なまじ車道にゆとりがあるもんで、駐車車両が発生しやすいのが難点か。

さっき住吉さんを出ようとしたところで、162 が北上する後ろ姿を確認。交差点を天王寺へ曲がって行ったから確実に戻ってくる。待つ間に、来るもの拒まず練習だ。

おっと、これはこれでナイスな車両が来たぞ。501 形の 505、原色復刻塗装。よーく観ると HM もついている。120 年かぁ。本来ならもっと華々しく催事でもやりたいところだろうな。

若手の 1000 形も元気に走り回っている。

不動産屋と質屋のラッピング2大勢力も変わらず。

車の通行はそこまで多くないけど、むしろ歩行者や自転車がよく通る道。かぶらず綺麗に行くことを願いつつ、折り返してきた 162 をお出迎え。

春にしては暑いくらいの陽射しに赤い車体が映える。桜との相性もいいな。

この後「とにかく目立つ駐車車両」との攻防が繰り広げられることになる。後ろにちらっと見えてるアレ。引越業者である。桜同様に年度末の風物詩と言えば聞こえはいいんですけども。

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