遠征したら右往左往だった件 (2) 真昼に貸切走る

梅の見頃にはまだ早いようだし、まずとっても寒いし。そこで、あまり屋外に出なくてすむ活動を軽くやってきた。広く言われている土地の傾向を実感したり、思いがけないものを見かけたりと、なんだかんだで楽しむ。たまにはこういうのもいいな。
さて引き続き昨年末の広島、そろそろ本題へ。

優雅にランチを済ませ、電車通りへと歩く我々の視界の先を、まさかのアレが横切っていった。えー昼間運行あったんかい! 急いで情報収集に努めるも、漠然とした内容しかつかめず。とりあえず車庫で待つか。

てことで車庫前おかわり。出入りがあるときは、北行きホーム端のランプがつくようだ。あのボックス状の管制塔っぽい場所から制御してんのかな。

諸々の条件から推測すると、おそらくアレは車庫前に来る可能性が高い。とにかく待機。

そこへまた派手ラッピング登場。1018、こっちはチャギントンか。

て、この距離感でそのサイズはちとこわい。こわく感じるのは洋の東西を隔てる根本的なセンスの違いが大きいとはいえ、なぜ欧米の擬人化モノはだいたいこういう顔になるのか。

ともあれ、現況として LEX も原色運用に限らないってことはよくわかった。1017・18 のラッピングはいずれも21年秋からの実施らしい。

そろそろ14時。冬の陽射しはわりと低く、たいして建物の高さがない電停付近でも線路上に影が伸びつつある。

背後の松屋だのココイチだのも、年月が経てば当時の様子を語るアイテムのひとつになるかも。

そんな中、車庫に引っ込んだと思ったら、次の瞬間また出てきて同一系統の運用に戻っていった 1011 が何をしたかったかは定かでない。

しばらくして、また別の企画車両がやってきた。

神戸市電譲渡50周年のもうひとつの主役、1156。当日は貸切運用となっていて、ちょうど当駅止まりとして着いたところだった。

車庫で寝ているところを観る機会はあれど、走っている記憶はあまりなく。コレのために来たわけでもないにしろ、いいタイミングでの催事であった。

なかなか味のある絵柄。ハノーバーへ行く機会があったら、同様のものを観られるのだろうか。

14時半になろうかという頃。突然の広島行きを決めた理由であるところの車両が、ついに姿を現した。

毎年恒例(20年は中止)のクリスマスハノーバー電車。当家としては11年冬以来、実に10年ぶりとなる。

こちらからこう来るってことは、つまり13時に広島駅を出て宇品の港まで行ってきたわけで。

そして車庫入り、かと思いきや、そのままスルーしてまっすぐ行ってしまった。駅まで往復のフルコース運用だったっぽい。
この日が21年最初の運行日。事前に公式発表として把握できたのは、貸切コースの選択肢と出発時刻くらい。とにかく情報が圧倒的に少なく、以降もひたすら振り回されることになる。

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