欧羅巴円舞曲 II ウィーンの香り (5) Schottentor

買い物に出たら、なんだかどこも車の通行量が多め。夏休み最後の週末やし、暑いかわりにめっちゃ天気いいし、駆け込みレジャー需要かな。そんな中、当家は旦那さんが臨時夜勤につき、風呂食事前倒し予定など特別ダイヤにて動いております。
なわけで欧州旅4日めラスト、宿へ戻る前に電車見物の巻。

ごちそうさまでしたー。腹ごなしにちょっと撮影でもするかね。と、ぶらぶら歩いてちょっと北上。例のポイントまでは1電停あるかないか、徒歩でもそう遠くない。

前回も北西方面の郊外へ向かう系統を観察しに行った Schottentor 電停。
今日も ULF がバンバン行き交っている。以前からその傾向はあったが、今回は特に古い世代の車両を見かけた記憶がほぼない。線形が適しているとか、なにか理由があるんかな。
それはそうと、そこの屋台めしも美味しそうやね。例によってヌードルケバブピザの鉄板メニュー完備。

もはや駅にしか見えないスケール感は相変わらず。南西にあるウィーン大学から来たと思われる、若い人たちの姿も多い。
ん? あんな赤い板ぶらさがってたっけ。内容をよく読むと、地上電停に増設されてた行先表記とよく似たものが並んでいる。やっぱりこの2年かそこらで案内表示を足したようだ。どうやら42系統は何らかの理由で運休、40系統は経路変更中の模様。

地上で折り返す系統もせわしなく行き交っている。帰宅ラッシュというにはちょっと遅いけど、なんにせよ郊外にお住まいのみなさんにとっては日々の大事な足となっていることだろう。

ふぅ。なんだかんだで、じわり移動疲れも出てくる頃合い。ぼちぼち引き返すか。

雨は結構しっかり降っている。お宿へ帰るにしても、地下でも地上でも乗り換えは必須。とりあえず、どっちも使える電停まで行くとしよう。

市役所がイベント中なら、国会議事堂は絶賛工事中。前回ちゃんと撮っといてよかったー。

そんな国会を望む電停は、いつの間にか名前が変わっていた。前回訪問時は Dr.-Karl-Renner-Ring と言ったはずだが、現在の Wiener Linien 路線図では Ring, Volkstheater となっている。同様に国立歌劇場前は Kärntner Ring, Oper から Oper, Karlsplatz へ。理由は容易に想像がつく。いずれも乗り換え可能な最寄りの地下鉄駅名を後半にくっつける形になった。一見さんにやさしい名称変更。
まあでも初見の印象が強すぎてついつい Dr.Karl で済ましちゃうんですけど。

西へ向かう電車は遅れているようだった。やや手持ち無沙汰にリング側を眺めていると、電気バス(終点で架線にパンタ上げて充電するスタイル)の回送が通過。運行ルートを増やす準備でもしているのかな。

ようやく現れた49系統は、今回初乗車の E1 車両だった。

この後数日過ごして気づいたのだが、E1 は大きく数を減らしたか、もしくは特定路線に運用を絞られたようだ。少なくとも我々の滞在中、49系統以外で姿を観ることはなかった。新車の営業運転が始まれば、古株はさらに減り、数年かけてすっかりいなくなってしまうことだろう。

西駅から1電停北の Urban-Loritz-Platz に到着した我々だったが、ここでひとつトラブル発生。

わたしの折りたたみ傘がなくなっていることに気づいたのは下車後まもなくのこと。
Schottentor で使用後、旦那さんのバックパックの横ポケットに2本さして収納していた。よって Dr.Karl での待機中、もしくはどちらかの車内で、落としたかスリに遭ったかのいずれかが濃厚。今年ロフトで買ったばかりで、バッグにしまいやすいスリムさが気に入っていただけに、惜しいことをした。
しかし雨はやまない。とりあえず西駅へ移動、閉店時刻(21時)が迫る駅ナカモールを駆け巡り、片隅の雑貨屋でどうにか代わりの傘を確保。布はペラいが、折りたたみなのに骨が8本あるのは丈夫でいいかもしんない。
こうして、最後ドタバタしつつも初日終了。明日もあちこち遊ぶぞー。

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