欧羅巴円舞曲 I ブダペストの空 (20) Puskás Ferenc szoborcsoport

今日は曇っている時間帯もあり、ほんのちょっとだけ暑さは和らいだような気がしないでもない。が、そのかわりに上空はあやしい雲行き。夕方には一瞬雨がぱらついたり、一部地域ではしっかり降った模様。これで少しは涼しくならんかなぁ。
さて引き続き欧州旅、電車の合間に観光モードを交えて。

乗り継いで少しばかり北へ。繁華街エリアを逸れてしばらく行くと、中心部とはちょっと違う雰囲気の一角がある。下調べの際にたまたま知った「ご当地スポット」がここにあるというので、わざわざ観に来た次第。それがどんなものかと言いますと。

この像。
先の大戦から間もない頃のこと。ハンガリーには「マジック・マジャール」と呼ばれ讃えられた最強のサッカー代表チームがあった。そのメンバーの中でもとりわけ規格外の強さを誇ったのが Puskás Ferenc 選手。動乱の際に亡命、その後もサッカー界に貢献してきた彼の功績を語り継ぐべく、2013 年頃に設置されたもの。
しかし場所がすごくわかりにくくてですね。事前調査もやや難航したが、結論言うと Kolosy tér 電停(現時点では17・19・41番が停車)から2分くらい北に歩いたところ。

せっかくなので Puskás さんと記念撮影、をここに載せるわけにもいかんので、電車で記念撮影。

像ができた頃に付近一帯(Óbuda Promenade と呼ばれるエリア)の再開発も行われ、ここから奥へ三角州状に続く広場の名前も Puskás Öcsi tér となったようだ。レストランのテラス席屋根にそう書いてあったらしいんだけど見逃した。

再開発の話はこれを書くにあたって調べてやっと知ったんだけど、だから建物の多くが比較的新しくて雰囲気統一されてたのね。納得。飲食店がいくつも並んでいたので、場合によってはこの付近で食事も可能かと。

世界遺産クラスの重厚な石造りとはまた一味違う、どこかかわいさもあるオレンジ基調の街に、黄色い電車はよく似合う。

ひとしきり撮ったところで、あらかじめ決めてあった昼食の店へ向けて移動するべく電停へ。

と、そこへ、系統番号のない電車が登場。運転士のおっちゃんこっちガン見してるけど、回送かね。あとで表示を解読したら “műszaki okok miatt utasokat nem szállít” …えーと、試運転か回送か。自走できてるから幕の故障かな。

でね。さっき Puskás さんの後ろを通っていたように、この路線には CAF の Urbos 3 という車両が投入されている。待てば来ると踏んでしばし電停にとどまっていたところ、

いらっしゃいました。ようやく初乗車。やったね。

中身は実にいまどきのフル低床車って感じ。そしてやっぱりモケットが敷いてある。

どーんと大窓に白い壁で明るい車内。フルカラー表示器も見やすい。次電停の表示スペースがやたら余ってるように見えるけど、多分すごく長い電停に合わせてあるんちゃうかな。「A 通り・B 通り」京都か、とツッコミ入れたい名称もちらほらあったし。

そして4・6番に対面乗り換えで東へ。車内の注意書き掲示はシンプルでわかりやすいものが多かったけど、コレ、英語じゃないとおもしろみが伝わらんのじゃなかろうか。

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