欧羅巴円舞曲 I ブダペストの空 (19) Erzsébet híd

今日は天神祭。といっても現地に行ったわけでもなんでもなく、花火やってんなぁ程度。日付固定タイプのお祭りはなかなか行きにくいもので、当家も数年前に行ったきり。再来年くらいは週末になるのかな。まあ行ったら行ったで混雑大変なんすけど。
まあそれはさておき、欧州旅ゆるっと続き。

鎖橋からの移動で何が起きたのかというと、平たく言えば「把握してなかった電車運休」である。
本来は鎖橋のたもとに近い電停から南下する予定だった。が、軌道の様子がおかしい。明らかに複数日にわたって車両が通過してない雰囲気。そして誰もいない電停。もしや。ほぼ確信を持ちつつ電停を観に行くと、そこには運休のおしらせ。またかい。もしかして夏休み中は鬼門なんかいな。
いつまで休みなのかまでは読み取れなかったが、今日いくら待っても来ないのはわかった。しゃーない、歩こう。

線路沿いにしばらく行くと、やたら豪華なのに新しい建物。何かと思ったら、この裏は王宮庭園。その外周にあった宮殿を、つい数年前に修繕したもののようだ。

対岸の2番は普通に走っているだけに、なんか悔しい。

ともかく電停2つ分くらい歩くと、別の橋のたもとに着く。

エルジェーベト橋。と書くと若干ピンとこない面もあるんだけど、要するにウィーン王宮等でおなじみのシシィさんである。マジャール語をマスターするほどハンガリー大好きだった彼女は当地でも人気らしいが、その名を冠した橋があるというのもオーストリア=ハンガリー帝国の名残を思わせる物証のひとつ。

の割にずいぶんと現代的なデザインなのは、これまた戦争でやられて戦後に作り直したから仕方ない。それでも世界遺産に含まれるんで、由緒ある橋であることは確か。

そんな橋の付近に Rudas Gyógyfürdő 電停を発見。こちらは通常運行してそうなので、しばし待機。

ちなみに、そこに見えてるごつごつしたのがゲッレールト山(日本語ではよく「丘」と書かれるが、現地語では山)。ついでに奥の建物は電停名の由来・ルダシュ温泉。温泉が複数あるのは知ってたが、ここにもあったか。ガイドブックに載ってるような著名スポットがごろごろ。

子供鉄道方面はタトラが多い法則のようで。この後、北行きの電車が来たので乗り込む。

車内にはなにやら掲示があったものの、さっき歩いてきたルートの運休には触れていない。どころか、今乗った電車は「運休」ルートを走るはずの41番。実際通った経路と通常ルートを照合すると、マルギット橋と自由橋の間を内陸迂回ルート(56番と重複する MÁV 南駅経由)で運行していたという結論に至る。なんでや。つーかそういう大事なことは書いといてください。読めんかっただけかもしれんけど。

ともかく、さらに北行する電車に乗り継ぐべく、毎度おなじみ Széll Kálmán tér 下車。

ほんとここ便利。あとアイコンかわいい。トイレ休憩と水の購入を済ませ、次ののりばへ。

今日もぼちぼちいい天気。お子様が噴水に寄っていくのは万国共通。

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