欧羅巴交響曲 II スオミの夏 (16) Töölön halli

寝る姿勢がまずかったのか、またもや肩を痛める。歳のせいだけではないんだろうけど、関節やらなんやら気を配るべきなのは確かですな。効かないと噂のあるグルコサミン、母はまだ飲んでいるのだろうか。
まあそれはさておき、今日はヘルシンキの電車の地味な話。

教会から西へ歩いて、さっき降りたのとは別の電停へ向かう。

率直に言ってこの日も決して暖かくはない気温。地元の人が薄手のダウン着るのもわかる。

中央駅から電停3つ4つしか離れていないエリアだが、それでも随分と落ち着いた空気。電車もバスもあるからぼちぼち便利なんだろうな。

バスの一部車種はちょっとかわいい顔をしていた。西武のスマイルに通じるものがなくもない。

この後2系統に乗車したまではよかったが、ここで我々は今回唯一となる「乗り間違い」を不覚にも記録。正確には降りる電停の間違い。Töölön halli ではなく、2つ手前の Töölöntori で下車してしまった。いや名前まぎらわしくないっすかコレ。少なくとも綴りの前半は一致してるし。青海と青梅みたいなもんか(そこまで遠くない)。
ともかく、tori の方は運行系統が少ないので、もっと電車が多く来るところまで1電停歩く。

うん、たくさん来るね。フィンランド語とスウェーデン語しかないけど、系統番号と到着目安が出れば充分。広島などにある接近表示も、こういうタイプのものをお手本にしたんだろうな。

ちなみに、このタイプがヘルシンキ電停の標準形と思われる。ちょっとした屋根に風除け、基本色は車体と同じ緑。今回の行動範囲内で野良電停(屋根もホームもないタイプ)を見かけた記憶がないんで、地上の整備はかなりしっかりしているんではないかと。

でだ。仕切り直して本来の降車地点へ。実は1区間しか乗ってないわけだが。

お、中の人交替中。

付近には同名で別の電停も設置されている。というのも、

ここに車庫があるんですわ。ただし観ての通り、どのゲートもすっかり閉められている。朝などはじゃんじゃか車両が出て行くところが鑑賞できるとの話だけど、それは訪問時のような準祝日の昼前とかではなく、普通の平日じゃないと無理やろね。

次々と出入りする光景を脳裏に想像しつつ、とりあえず現場は確認したってことで次行ってみよー。

なお、3世代の車両がまんべんなく走っている中でも、微妙な差が時折あったりするのが旧車 MLNRV II。

車番は 71〜112。いずれも中間低床化改造を終えたのか、大まかな外観はどれもほぼ同じに見える。

車内までは比べてないけど、行先表示を LED 化したものがいたから、体質改善は今後も徐々に進むのだろう。

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