まちに生きる化石 (6) 長老立つ

博多に住む高校の同級生が、今日から旅行で京都に来ていることになっている。ので明日は京都で集合、数年ぶりに2人で遊びに行く予定。いまや自分のお友達の中では最も古い付き合いなんだよなぁ。
さて福井ですが、ここまで来た甲斐があったという出来事がついに。

浅水のホームで待つことしばし。見えてきた前照灯の持ち主は、待ち望んでいたあの御方。

おぉ〜。やっと 203 が走っているところに出会えたよ。当たり前のことだけど、やっぱり電車は通電して運転士さん乗って動いている姿が一番やね。

しかも予想通りの急行運用。こんなこともあろうかと急行停車駅にいるようにしておいたのは正解だったようで。

えぇ、そりゃもちろん乗るに決まってるじゃないすか。

610 以上に年季の入ったステップ。しかもちょっと細いからか、踏むと落ち着かない。開閉機構も違うように見える、と旦那さん。

車内は往年の国鉄車を連想させるボックスシート。薄緑の壁に青いモケット、そして白い厚手ビニールのヘッドカバー。網棚も文字通りの形状。うーん、昭和だ。

向かい合って座ると、窓際に栓抜きが付いていても不思議はないという気分になってくる。

それでも後付けで ATS やら LED やら仕込んでいる辺り、なるべく長く有効活用しようとした努力を感じる。左右によく揺れるのは、車齢よりも重心の高さが理由かな。

北府に到着。武生ではさっき撮ったから、ここで降りて改めて全体像を撮っておこう。

この後、折り返してまた走ってくるかどうかはわからない。何はともあれ、現役のうちに乗車できてよかった。

対向列車の到着を待って、古豪は堂々と武生に向かっていった。

ここは以前にも来たけど、その時は明るい時間帯だった。

早くも薄暗くなる時間帯。明かりがついているのも、また違う味わいが出ていいね。

倉庫脇で休む車両たちの中に、白ベースの塗装をまとった大型車が1編成。検査期限を待たずに故障、そのまま引退した 202 だったようだ。203 の将来はまだ明確でないらしいけど、何らかの形で残ってくれたら嬉しいな。

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