初詣を支える電車 ’19 (3) 長老を走らす

今年最初の3連休。しかしまあ実に微妙なお天気で、正月休み中に快晴を堪能したのと同じ場所に立ってみても空は驚きの白さ。一時的には雨までぱらつく始末。明日のほうがよっぽど晴れそうだから、これは明日外出おかわりコースかなぁ。
さて正月の一眼初め、阪堺の巻終盤。

161 号の通過から10分と空けず、162 号もやってきた。

緑の色合いが違うのは、晴れたり曇ったり(幸いあれから雨は降らず)の空模様に翻弄されたからではなく、もともとちょっとこっちの方が濃いから。

この日観た旧車はすべて天王寺〜あびこ往復だった模様。狙って乗りたい人もきっといただろうけど、ここからの乗車では無理やね。

さらに10分後。166 号も登場。

一時期実際に塗られていたという金太郎柄の復刻。単色じゃないだけでややモダンに見える不思議。

現時点で現役走行可能な 161 形は4両。つまり、この日は全部営業運転に入っていたことになる。やはり三が日輸送は別格だった。

もうしばらく待機。そろそろ 164 号が戻ってくる頃合だが、どうかなぁ。

と眺めていると、ようやく見えた。さっき天王寺へ行くところを観てから50分経過。往復するだけでそこそこ時間はかかるけど、前が詰まってたというのも多少ありそうね。
車列は1両ずつ順番に降車ホームの先頭に合わせて停まり、そのたびにまとまった数の人が吐き出されてくる。どの車両も満員御礼のようで。

日当たりはころころ変わる。先頭が動くときは一瞬だけ晴れたし、

2両めが来る頃にはもう薄曇り。ところで、この日見かけた 351 形の多くはワンマン板をはずして車番をシールか何かに変更(ついでにフォントもなぜか丸ゴシック系に変更)していたが、何か他の改造でもしたのだろうか。

まあそれはさておき雲柄を今度こそちゃんと撮ろう。

おひさまは陰ってしまっても、電車はいつでも青空。

まだまだ途切れることのない参拝客の人波を、中の人とともに見守りつつ通過していく。

側面には「この電車にはこの街が故郷です」とある。会社にも、そしてきっと地元の人にも、大切にされている電車。引き続きの健闘を願いつつ、当家はぼちぼち引き上げることにした。

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