欧羅巴行進曲 (17) 第一楽章/Karlsplatz

食事中に口の中をかみ、数日後にまったく同じ箇所をまたかむ、ということがわりとよくあるのだが、アレは一体なんなんですかね。先日もやっちゃったばかりで。こういう時に自然治癒力が低いのは至極残念。
さてウィーンのお話は再びあれこれつまみ食いモード。

一旦リング沿いを離れ、歩いて南へと下る。

車道を渡った先にもまた名所があるので、この先で信号待ち。

そういや、ウィーンでも歩行者信号はシンプルにカチカチ鳴っていた。いわゆる目の不自由な方向けの案内だが、香港のアレから音階をとって無機質にしたような、アナログ時計の刻みのような音。

この界隈には、目をひく建物がざっくり言って2ヶ所ある。

まずは Karlskirche(カールス教会)。残念ながら工事中だったものの、手前の池を使って水鏡を観ることができた。

そのすぐ近くにあるのが、Karlsplatz の旧駅舎。U-Bahn(地下鉄)ができる前にあった鉄道・Stadtbahn の駅で、現在も建物だけ保存されている。

この路線にある駅舎は、大半がオットー・ワーグナーという建築家によるものらしい。他の駅にも後日訪問することになるが、中でも突出して有名なのが当駅。季節によっては内部見学も可能だが、今回は開いているのかどうかよくわからず外観のみ。それだけでも観に来た甲斐はあった。屋根ふち付近の装飾と、白壁に映える緑枠の処理が印象的。

冒頭写真の通り、2つの棟が向かい合わせに建つ。もう1棟はカフェのようだ。

なお、現在はすぐ下に地下駅コンコースがあり、駅舎の裏(?)からも下りていける。

と、さらりと観て回ったところで、一旦宿へ戻ることにした。さっき博物館で買ったカレンダーをずっと持ち歩いており、意外とでかくてかさばるので、それを置きに戻りたいというのが主な理由。他にも使わなそうなものは部屋に置いてこよう。

旧駅舎のすぐ近くには電停もある。歩いて歩けない距離じゃないが、どうせ乗り放題なのでどんどん使ってしまおう。ついでに、乗るものをちょっと選んでみる。

さっき撮った(前回参照)Lokalbahn も実は通ってるんですねぇ。
コレで郊外へ向かうと温泉で有名なバーデンまで行けるのだが、そういう予定はないので、ちょい乗りだけでもしてみようかと。ただし終点の Oper まで1駅のため、本当にちょい乗り。3分も乗ってない。

ほんのりクッションの椅子に、窓際テーブルがついている辺りがなんとなく郊外仕様であった。この後、2系統にも1駅だけ乗ってお宿に戻る。

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