欧羅巴行進曲 (16) 第一楽章/Kärntner Ring, Oper

ちゃり買って半年少々。前かごだけでは買い物しづらいので、後かごを導入した。サードパーティのカバー含めて、まさかのヨドバシオンラインで売ってたよ。そうか、電動ちゃりは家電に入るのか。へぇ。
さてウィーンですが、今回は超メジャーな観光地のお話。

降りたのは、リングの南端付近に位置する Kärntner Ring, Oper という電停。

リング内でも特に南西部分は著名観光スポットが凝縮しており、4つの系統が入り乱れて次から次にやってくる要衝となっている。

なお、たまに線路清掃車も来る。最初どこのゴミ収集かと思ったのだが、よーく観たらドアにバッチリ Wiener Linien のロゴ。失礼しました。

で、ここは著名スポットの真ん前。

どーん。さすがは世界三大歌劇場としか言いようのない圧倒的な風格。ウィーン国立歌劇場、つまりオペラ座。Oper とはコレのことである。いやはや見事。是非この前で電車入りで撮りたい。

なんとか撮れた。
「なんとか」というのは、クリアに撮れたのがこの1回きりだったから。後日も何度となくトライしたのだが、そこは市内一の目抜き通りのこと、人も多ければ車も多い。トラムがいい位置にいて、なおかつ4車線(自動車は一方通行)にひとつも車がいない状況というのは極めてレアだった。かろうじて日曜だからこそ可能だったともいえる。

ところでこの付近では、トラムに一部乗り入れる形で Lokalbahn というものも走っている。

Lokalbahn の運営会社・Wiener Lokalbahnen も、Wiener Linien 同様 Wiener Stadtwerke グループの一員。市外まで運転するから Linien とは分けたんだろうな、と推察される。
郊外路線ゆえに、ちょっと仕様の違う車両を待ってみた。

こちらはベージュに濃い青というカラーリング。車両デザインも随分異なる。へぇ、と眺めていると、

降りてきた1組の夫婦が、なにやら謎の物体を取り出し、上手にバランスをとって颯爽と去っていった。サドル抜きの一輪車のようなものだったが、動力もついていたような。なんじゃこら。

と、不思議な話はさておき。

さっき降りた電停から、道ひとつ挟んだところにある Lokalbahn のりば。たまにリング内系統との競演も。

電停や線路を共有する62系統だけは、ここで折り返しの運用。Lokalbahn の進路をふさぐ形で、前方まで進んで乗降扱いを行っていた。

なお、Lokalbahn のりば界隈は、前述の通り車さえ来なければ標本撮影に好適。

新車は随分と区分けの細かい7連節。狭い道を曲がろうとすると、やっぱこうなるか。

旧車を待ってたら、特殊なのが来た。黄色が目立つ Ring Tram。前述の通りレギュラー路線ではリングを1周できず、乗り継ぎが必須。そこで、お手軽に1周したい観光客向けに作ったようだ。多言語対応音声ガイドもあり、なんと日本語版も用意されているらしい。ただし、各種の乗り放題カードは使えず、途中下車もできないので、我々は乗らずに終わった。

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