100年ぶんの積層 (3) たたずむ老兵

ふう。信州の旅から戻ったはいいのだが、どうも遠征疲れというよりは単に夏バテのようで、体力回復に努めております。よってライブレポの書き起こしとかまるっきり未着手。今週中にはなんとかしたいものだ。というわけでとりあえず都電博ラスト。

都電&映画コラボの昭和祭り以外にも、屋外にはもうひとつ実車展示があった。

何故か雪もろくに降らない東京でササラ電車。と思いきや、屋内展示のモックと同じヨヘロ1形が種車らしい。今回のためにわざわざ函館から持ってきたとかなんとか。

撮影対象が実質的に外の2両しかないもんだから、ここで撮る人が随分多い。少なくとも週末に無人状態での撮影は無理やね。

ま、そういうときは近寄って観察するとしよう。

うん、まぎれもなくササラ。札幌ではこんな近接できなかったが、やはり自然素材が一番のようで。

開かれた側扉から覗き込むと、内部の機構がむきだし。業務用車だからその方が都合いいんだろうな。車両の正面に対してササラが斜めについているからか、動力を伝える部分も皆斜め。

陽のあたらない側にも回り込んでみる。

なにかマークがついていたので、壁紙っぽく撮って遊ぶ。どうやら交通局(現・企業局交通部)のマークのようだ。内側のくるんとしたのがかわいいなと思ったら函館市章だった。

ちゃんとこっちにも解説パネルがあった。普通に現役。とはいえ、後で調べたら実際に動くことはほとんどないらしい。右上写真みたいなものを目撃するのは、札幌よりさらに難しそうだ。

今更言うまでもないが、江戸東京博物館は両国駅の脇。なので、線路脇でもある。

もともと都電の車両だったとはいえ、軽快に駆け抜けるステンレス製のスカ線をすぐ横目に眺める日が来るとは、思ってなかっただろうなぁ。

こうしてひとときの見学タイムは終了。ちょっとお茶した後、頂き物のグルメ券を有効利用して竹葉亭でうな重を奮発。勿論そんなとんでもないお値段ではないのだが、やっぱ水産加工品の味は価格に比例するな…。

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